死が避けられない
定めであるのなら
せめて悲惨な最期にはしたくない
と誰もが願います。
けれど、残念なことに
望むような最期を迎えられる人は
決して多くありません。
死は人生のクライマックスであるべきなのに、
その死の場面までも医師が
患者さんやその家族から無造作に奪い取り
台無しにしてしまうことが多いからです。
病院で迎える死が、
家庭で迎える死のように穏やかでないのは
最後の瞬間まで
無益な延命措置などの医療を
施してしまうことにも原因があります。
「生き方上手」
日野原 重明 著
高齢である日野原先生の
この言葉はものすごく重いもの
今の医療について、そして家族に
大きな衝撃を与えることだろう
家族はなんとか一分一秒でも
長く生きて欲しいと延命措置を願い
医療サイドも
最後の荒稼ぎとも思えるような過剰医療
苦しむのは死にゆく人であって
なんとも嘆かわしい
これが今の終末を迎える
医療現場なのだと思う
でも最近は死にゆく人自身が
その瞬間を自ら選択して
延命措置を拒否できるようでもあり
楽に眠るように
旅たちたいと願うのもうなづける
それならどうぞ退院してご自宅で
などという病院だけには
お世話になりたくないものだ
早起き鳥
人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。