早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

医学の使命が連戦連敗...!

2016年01月09日 04時51分34秒 | 読書







 これまで私は

数え切れないほどの患者さんを診察し、

その病を治すことに力を注いできました。


その日々のさなかにまた、

ゆうに4000人を超える

患者さんを看取りました。


人の命を助けることが

医学の使命であるとすれば

私は連戦連敗。


負け戦を挑んできたようなものです。

命を救ったつもりでいても

所詮、ほんの少し

死を先送りしただけのこと。


死にゆく患者さんを前にして

私はいつも医学の限界を知らされますが、

そこに敗北感はありません。


どんなに最先端の医療をもってしても

死を征服することはできません。

いのちに対して

ますます謙虚になるよりほかありません。


  「生き方上手」
          日野原 重明 著
     







 先生のように

これだけ謙虚で優しい医師が

存在することに救われる想いがする


まるで人間を

たんに無主物のように扱う

今の医療をみるに

すえおそろしい気がしていただけに

先生の言葉は実に新鮮に聞こえる


医師とは結局、看取るのが仕事...?

そんな風にも感じられ

ならば、なんとか苦しまず、

静かに死なせてくれるほうが

どれだけありがたいことか


治して欲しいなど、

おこがましい無い物ねだりなのかも

まして老いた人にとっては

なんとか苦しまないで逝かせてほしい


とはいえ、年端のいかない

子供達の病をおもうに

なんとかならないものかと

思えてならないが

医学の進歩とはいかなるものなか

考えさせられる、しかり...!


     早起き鳥




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