早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

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小学6年生に「いのち」の授業

2016年01月12日 04時27分25秒 | 読書







 私は世田谷の小学校の6年生に

「いのち」について

1時間の授業をしました。


聴診器を20本用意して、

子供達にお互いの心音を聴かせたところ

40人のにわか医師たちは、

自分たちの心音と私の心音とでは

ピッチや音程が違うことまで

指摘できるほど優秀で

教室は大いにお盛り上がりました。


そこで私が、

「鼓動は私たちが

生きていることの、一つの証。

けれど、この生かされているからだは

土の器のようなもので、

壊れたら、そのときが死ぬとき。

歳をとった私の器はひびもあり

欠けているから早く壊れるけれど、

いずれ君たちもそうなるよ」


  「生き方上手」
          日野原 重明 著
     







 聴診器を20本も用意して

子供達に「いのち」の授業をするとは

なんと素晴らしいこと

日野原先生流の授業は

さぞや盛り上がったこと...!


ところで僕自身も

自分の鼓動はいつも

脈拍をチェックしているから知っているけど

自分の心音を聞いたことはない

ましては他人の心音がどうなのか

自分とどんな違いがあるのかなど

知る由もない


日野原先生の授業を受けた子供達は

実に素晴らしい経験をしたことと思う

その授業で「生きていること」とは

どういうことなのか

考えたにちがいない


小学生がたかだか1時間の授業で

理解したとは思えないが

「いのち」について、

「生きていること」について

考え、そして互いに語り合ったこと

これはすごい経験という


一生涯忘れない授業だったことだろう


     早起き鳥




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