坪田譲治文学賞作家の川上健一さんの岡山が舞台の『トッピング』が単行本化
古本市を見た後に、丸善に立ち寄ると、坪田譲治文学賞作家の川上健一さんの新刊『トッピング ウズラのタマゴとで~れピザ』(集英社刊)が並べられていた。その本の帯には。「岡山奉還町商店街を普代に繰り広げられる“で~れえ”家族の物語」とある。
この川上健一さんの新作は、2013年~14年に山陽新聞に連載された小説。連載の挿絵がご縁をいただいている童画家の中山忍さんであることも含めて、連載中はとても楽しく読ませていただいていた。いつ単行本化されるかと心待ちにしていたが、やっと新刊として発売された。嬉しい。
この小説、30回の歴史を重ねている坪田譲治文学賞において、その受賞作家が地元岡山を舞台に作品書いたのは、私が知る限り初めてだ。これはとても嬉しいこと。そして、川上健一さんは、私が5年間坪田譲治文学賞の事務局を担当させていただいたが、その最初の受賞者。思い出深い方。それだけに岡山を舞台に小説を書いていただいたことに感動すらしている。。
そんな川上健一さんの『トッピング ウズラのタマゴとで~れピザ』(、地元岡山の公共図書館はもちろんのこと、岡山市の学校図書館でも必ず備えて,生徒たちに読んでもらえるようにして欲しいと願う。そして何より、多くの人に読まれることを心から期待する。
今回の単行本化にあたって、加筆・修正もされているようなので楽しみに読もう。
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