生涯一度は訪れたいと願っていた「松本清張記念館」へ行けた、嬉しかった
秋晴れの昨日、小倉芸術劇場で開催される松たか子が出演する舞台「Q」を観劇するため、小倉へ。
小倉には、私が終活の一つとしていた「松本清張記念館」がある。松本清張の人間の心のヒダ・動機を重視した社会派推理小説をずいぶんと楽しませてもらったが、私の最大の評価は「昭和史発掘」の仕事だ。膨大な資料を読み解き、日本の黒い霧を次々と解明していった。私が尊敬する故だ。
そんな「松本清張記念館」をいつかは訪れたいと願っていたが、やっと行けた。しかも我が憧れの人と一緒だ。彼女も一度も行ったことがないとのこと。
記念館で驚いたのは、「思索と創作の城」として、松本清張の書斎、書庫、応接室を再現していたこと。とても見応えがあった。そして松本清張の本が読める読書コーナーも設置されるなど、清張ファンとってはとても嬉しい場所となっている。全体として素晴らしい展示や構成の記念館となっていて素晴らしかった。 ただ、今後松本清張を知らない世代が成長してくるにつれ、この記念館をどう維持していくのか、課題も感じたり。しかし、ともあれ生涯一度は訪れたいと願っていた場所の一つへ行けたことを、しかも憧れの人と行けたことをとても嬉しく思った。
そんな感動等を紫川を挟んで舞台「Q」公演のある小倉芸術劇場の入っている巨大な施設リバーウォーク、そして高知城や前日の1日から公演の始まった「平成中村座」の建物を観ながら、ステキなレストランでランチをしながら語り合った。我が至福の時を過ごした。
私が特に問題だと思うのは、「下山事件」と「伊藤律」に関するものです。
小説では『黒地の絵」は非常に問題のある作品ですね。
そんなことはあるものの、松本清張の仕事が偉大であっということは間違いないと考えています。
訪問、そしてコメントありがとうございます。