「診療明細書」の発行が義務づけられた、現場で混乱は起こらないのか?
今日4月1日から新年度であり、様々な料金や制度が変更になったものもある。診療報酬の改定も、その一つだ。
「診療報酬の改定に伴い、患者の外来診療での窓口負担が平均で月7.8円増加します。一方、病院側には、検査代や薬代など医療費の詳しい内訳を記録した「診療明細書」の発行が、原則、義務づけられました」との報道に接した。
診療報酬の改定で、昨年夫婦2人で50万も支払った者としては、引き上げは辛いものがある。ただ、監視役をいただている法人が病院や診療所などを運営しており、その立場からすると、いくつかの問題はあるものの歓迎する側面もある。
さて、そんな中で心配なのは「診療明細書の発行の義務づけ」だ。過日私が診察を受けた際に、その説明も受けた。その際に渡された「発行見本」を見ると、「悪性腫瘍得異物質管理料」が例示されている。癌に冒された場合に、「悪性」であることを本人に知らせていない場合にでも、本人が知ってしまうこととなる。「透明性の確保」と言えばそうだが、それで現場は混乱が起こらないのだろうか、少しだけ心配をする。それが杞憂に終わることを願うのだが。
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