地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ミコとマコ

2014年06月26日 | 読書

河野實著『マコは生きた! ミコとの別れから50年』、どう生きたかを読んだ

 読書ルームで、最近読んだ本は、河野實著『マコは生きた! ミコとの別れから50年』(展望社)。ミコとマコ、と言っても知らないことは少なくないだろう。何しろ、もう50年前のことなのだから。

 当時大学生だったマコ・河野實と骨肉腫に冒されて21年の生涯を閉じたミコ・大島みち子の3年間の文通を一冊の本としたのが愛と死をみつめて『』(大和書房刊、1963年12月刊)。

 この『愛と死をみつめて』は大ベストセラーとなり、テレビや映画、そしてレコードにもなった。映画は吉永小百合と浜田光夫が出演し大ヒット。そして青山和子が歌った「愛と死をみつめて」は日本レコード大賞を受賞した。まさに1964(昭和39年)は、「愛と死をみつめて」で明け暮れしたと言っても過言ではない。

 そんな「有名人」となったマコ・河野實はどう生きたのかが、この『マコは生きた! ミコとの別れから50年』に書かれている。ミコと出会う前の少年期からも書かれていて、河野實という人間の自分史となっている。どのように生きたかは、この本を読んで確認して欲しい。

 私はこの河野實さんの生きてきた道を読みながら、ある時突然に有名になった人間がその後を生きるのは大変なことだと思う。そして今、そのことを思うのは若いAKB48のメンバーたちのその後だ。今は頂点だが芸能界で生き残れるのは、ほんの一握り。しっかりと、生きて欲しいと今から願う。

 

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