
私は任意団体である「歌舞伎・観る会」などの運営に、事務局として参加している。そんな活動の中で、大切にしてきた一つは、早めに日程を決めて、毎月運営のための会議を必ず開催すること。そして二つ目は、その会議には必ずお土産を用意すること。お土産は10万円もの商品券の必要はなく、新しい情報とか資料等を用意して、「来てよかった」と思ってもらえるように努力を重ねている。
それに加えて、もう一つ時宜を得た「ハレ」(特別なこと)を用意することの大切さを教えられた。「歌舞伎・観る会」などの活動を継続的に展開していく上では、柳田民俗学で言われる「ケ(褻、日常)とハレ(晴)」が必要と考えるようになった。
これは、新潮社のPR誌「波」に今年の1月号から連載が開始されている三宅香帆さんの「推しとハレ」を読んだからだ。3月号の連載では、「推し活という名の『ハレ』をつくる装置」で、「生活に疲れたり、単調さに退屈したりしてくる。そうしたとき、必要なのは『ハレ』の日である」と書かれている。
毎月、工夫しなから会議を用意しているが、時には「ハレ」を用意することで、参加された方々のモチベーションアップにつながっていくと教えられた。
頑張って、実践しなければと考えている。
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