私もスタッフの一員である「歌舞伎・観る会」が、Facebookに今朝投稿した。なので、事務局の了解を得て、転載させていただく。感謝。
松竹は昨日・17日、松嶋屋・片岡我當さんがご逝去されたと公表しました。心から、ご冥福をお祈りします。
私たち「歌舞伎・観る会」は、片岡我當さんには、何も知らない素人集団の私たちを心優しく育てていただいてきました。今日公演を開催できているのも片岡我當さんのおかげです。筆舌に尽くし難いほどに、お世話になりました。心から感謝しています。それだけに、永久の旅立ちを深く悲しんでいます。
「歌舞伎・観る会」を立ち上げた翌年・1998年6月21日に、片岡我當さんの「(関西)歌舞伎鑑賞教室」の開催をお引き受けさせていただき、当会の歌舞伎公演の開催はスターとしました。以来、ほぼ毎年開催し、来年は設立以来30年という節目の時を迎えています。ありがたいことです。
最初の公演は「假名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」でした。ご出演は我當さんに加えて上村吉弥さん、そして尾上松助さん(今大人気の尾上松也さんのお父さん)などでした。広い1700席の岡山市民会館で、昼夜二回公演をどちらも満席での開催しました。
その後、2000年には我當さんにご無理をお願いして「岡山城かがり火歌舞伎」を開催させていただきました。夜の岡山城前の特設舞台での我當さんの「勧進帳」の弁慶の姿は、今も目に焼き付いています。
改めて心からの感謝の意を表して、お世話になったお礼にもう少しだけ岡山の地で歌舞伎公演を開催していくことをお誓いします。片岡我當さん、安らかにお眠りください。