いつもの様に保育園に迎えに行くと『お母さん。この頃忙しいですか?』と呼び止められた。
『はい。忙しいです。』
『お兄ちゃんがよく迎に来てくれるんですが、お兄ちゃんが来ると
園児達が集まってしまって大騒ぎになってしまうんです。
お兄ちゃん優しいからかまってくれるんですが余計に収集がつかなくなって
大変な事になってしまうんです。』
母が入院していて、病院に寄る日はお兄ちゃんに迎を頼んでいた。
中学生になるとお迎えも許してもらえる。
でもお兄ちゃんは小さい子がいると大きな声を出して、子供たちを笑わせたり
して大騒ぎになったことがあったので迎えに行く時は
『すぐに支度して出ること。子供達にかまわないこと』と言い聞かせていた。
でも集まってくる子供たちを上手くかわす事は難しかったのかもしれない。
慌ててあーちゃんにコートを着せて、抱いて階段を下りて逃げるように
保育園を出ていたらしいけど
『お兄ちゃんが服を着せて、階段を駆け下りるのも危なくて本当に。。。』
『迷惑をかけてすみませんでした。母も退院したのでもう卒園までお兄ちゃんが来る事はないと思います。』そう言って頭をさげた。
お兄ちゃんだって私の手伝いをしてくれようと一生懸命だったんだよ。
お兄ちゃんは、なんとか早く保育園を出ようと必死だったんだよ。
たとえそれがどんな奇異に見えたにしても、やっぱり一生懸命だったんだよ。
でも迷惑だと言われてしまった。
とても落ち込んだ。
お兄ちゃんの普通は他の人には普通に見えないのだ。
お兄ちゃんの精一杯はいつも良い結果にならない。
新しい仕事を任された。
雑用だったけどそれを怠れば、みんなが困る事になる仕事とわかっていた。
でも引継ぎもなくただ『これお願い』と渡された。
自分なりに必死にやっていた。
他の部署の人に聞きながら頑張っていた。
それなりに何とかなっていた。
ハズだった。。。。
どうしても今日必要だったものが届かなかった。
会社はパニックになってしまった。
何日か前に声をかけてくれていたら。。。と思ったけど
確かめなかった私が悪い。
任されたんだから手を抜いたらダメだった。
知らなかったなんて言い訳はできない。。
頑張ってたんだけど。。。迷惑をかけてしまった。
夜中にメールが届いた。
酷く落ち込んだ姉のメールだった。
その内容は私を沼の底にズブズブと引きずり込んでいった。
姉も沼の底に沈んでいる。
助けてあげたい。
姉を救いたい。
姉と共に沈んでいてはダメだと分かるのに
沼の底から抜け出せない。
苦しい。
どうしようもなく苦しい。
姉の細い腕についた傷が頭から離れない。。。
『はい。忙しいです。』
『お兄ちゃんがよく迎に来てくれるんですが、お兄ちゃんが来ると
園児達が集まってしまって大騒ぎになってしまうんです。
お兄ちゃん優しいからかまってくれるんですが余計に収集がつかなくなって
大変な事になってしまうんです。』
母が入院していて、病院に寄る日はお兄ちゃんに迎を頼んでいた。
中学生になるとお迎えも許してもらえる。
でもお兄ちゃんは小さい子がいると大きな声を出して、子供たちを笑わせたり
して大騒ぎになったことがあったので迎えに行く時は
『すぐに支度して出ること。子供達にかまわないこと』と言い聞かせていた。
でも集まってくる子供たちを上手くかわす事は難しかったのかもしれない。
慌ててあーちゃんにコートを着せて、抱いて階段を下りて逃げるように
保育園を出ていたらしいけど
『お兄ちゃんが服を着せて、階段を駆け下りるのも危なくて本当に。。。』
『迷惑をかけてすみませんでした。母も退院したのでもう卒園までお兄ちゃんが来る事はないと思います。』そう言って頭をさげた。
お兄ちゃんだって私の手伝いをしてくれようと一生懸命だったんだよ。
お兄ちゃんは、なんとか早く保育園を出ようと必死だったんだよ。
たとえそれがどんな奇異に見えたにしても、やっぱり一生懸命だったんだよ。
でも迷惑だと言われてしまった。
とても落ち込んだ。
お兄ちゃんの普通は他の人には普通に見えないのだ。
お兄ちゃんの精一杯はいつも良い結果にならない。
新しい仕事を任された。
雑用だったけどそれを怠れば、みんなが困る事になる仕事とわかっていた。
でも引継ぎもなくただ『これお願い』と渡された。
自分なりに必死にやっていた。
他の部署の人に聞きながら頑張っていた。
それなりに何とかなっていた。
ハズだった。。。。
どうしても今日必要だったものが届かなかった。
会社はパニックになってしまった。
何日か前に声をかけてくれていたら。。。と思ったけど
確かめなかった私が悪い。
任されたんだから手を抜いたらダメだった。
知らなかったなんて言い訳はできない。。
頑張ってたんだけど。。。迷惑をかけてしまった。
夜中にメールが届いた。
酷く落ち込んだ姉のメールだった。
その内容は私を沼の底にズブズブと引きずり込んでいった。
姉も沼の底に沈んでいる。
助けてあげたい。
姉を救いたい。
姉と共に沈んでいてはダメだと分かるのに
沼の底から抜け出せない。
苦しい。
どうしようもなく苦しい。
姉の細い腕についた傷が頭から離れない。。。
ちっこさんにきちんと指示命令を出さない上司にも責任はあると思います。
引継ぎがきちんとされたかどうかの確認もしていないわけだし。
会社って組織ってそのために上司や同僚が複数いるんですから。
保育士さんたちの力量不足もあるんじゃないでしょうか?
お迎えの人を限定したり、拒絶するって
ある意味、おかしいですよ。
お兄ちゃん一人が取り乱したぐらいで、それを守りきれない先生、それをお兄ちゃんのせいにする先生。
それは、お兄ちゃんの問題ではなく、先生の問題だと思います。
会社のことも・・・
ちっこさん、他の人の問題を抱えなくてもいいですよ。
人に問題を持たせたい人には、どの人なら問題を引き受けてくれるのか、無意識のうちに選んでいます。
優しいちっこさんは、どうしても問題を抱えてあげたくなるかもしれません。
けど、抱えなくてもいいのです。
嫌なことは嫌でいいじゃないですよ。
ずっと誰かのためにならなくてはって思って生きてきたかもしれません。
きっと今、そこを抜け出すチャンスを、あちこちで与えられているのだと思います。
誰かのために生きないで、自分を大切に出来るちっこさんも素敵ですよ♪
ちっこさん、応援しています。
お兄ちゃんは本当に真面目で
私の言うとおりに頑張っちゃうんですよね。
『早く出るように』って言ったから必死に
早く出たんだと思うと何だか本当に悲しかったです。
お兄ちゃんの行く道にお兄ちゃんを理解してくれる人が現れるのかなぁって思ったらまた泣けました。
新しく組んでくれた社員さんがすごく心配して奔走してくださったので何とかなりました。
いつもありがとうございます。
大きなからだで大声出しながら、あーちゃんを抱っこして走っていたらきっとね。。。
仕事はもう2度とこんなミスがないように
頑張ろうって思って仕切り直しです。
どんな事にもきっと意味があるんですよね。
ありがとうございます。
私がありのままのお兄ちゃんを受け入れられないから、周りから拒絶された時にこんなに落ち込むんですね。
そうか、お兄ちゃんが他人から「奇異」に見られて嫌だった。
ちっこさんがミスをして落ち込んだということですね。
2つ嫌なことがあった。
ミスはちっこさんのミスなのかもしれないけど、ミスをするちっこさんそのものがミスなのではなくて、ミスはただのミスですから。
ちっこさんもちっこさん以外の「人間」もミスはしますから。ミスしないのは人間じゃないです。
おにいちゃんの行動も他人からみると奇異かもしれないけど、彼にとって「早くでないといけない。おかあさんにそういわれたから」と思っての行動ですね。
おかあさんの言うことを守ろうと必死だったんだなーと感じました。
おかあさん、あーちゃん、園児たち、先生にとって「早く出る」ことが一番いいと思ったんですね、きっと。
いい子だね。
でも、おにいちゃんのその気持ちをちっこさんがちゃんとわかっていれば大丈夫ですよ。
世界で味方が誰もいなくても、ちっこさんだけが味方なら子供はちゃんと「大人」になれると思います。
私はお兄ちゃんに『早く出るように』という
事を上手く伝えられたと思っていたんです。
説明すればお兄ちゃんは出来るんだって。
でも結局、迷惑になっていた。
心の中で『じゃあ。どう話せばよかったの?』って自分も否定されたような気持ちになってしまったんですね。
>世界で味方が誰もいなくても、ちっこさんだけが味方なら子供はちゃんと「大人」になれると思います
温かい言葉をありがとう。