トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

私のために

2009-10-10 23:43:48 | 
これは、お兄ちゃんが作った刺繍の針刺し。
今は、中級の刺繍に挑戦している。

こういうのを見ると、お兄ちゃんは本当に手作業が好きなんだなって感じる。

こういう作業なら、何時間でも机に向っている。
時間を忘れて集中してやり続けることができる。

お兄ちゃんには、やっぱりこういうところを伸ばして行く事が、
1番あっているんだなって思う。

だけど、私は、未だにお兄ちゃんの障がいを受け入れられないでいる。

障がいだって分かっているけれど、普通高校へ行って欲しいって思う気持ちを捨てられないでいる。

高等養護学校へ行くけれど、そう決めたけれど、それでもやっぱり、どこかで
定時制や、通信はダメなのかって考えてしまう自分がいる。

受け入れられない自分に、自分が傷ついている。

今朝、あーちゃんを怒ってしまった。
算数の宿題で、足し算のやり方をなかなか理解できず、教えていてイライラして
止まらなくなって結局泣かしてしまった。

あまりに理解が悪いので『あんたまで同じなのか』と言葉をぶつけてしまった。

私は、こんなに素敵な刺繍を作り上げられるお兄ちゃんを素敵だと思っている。
誇らしく思っている。

だけど、あーちゃんには普通でいて欲しいと思っている。
あーちゃんには、みんなと同じでいて欲しいと思っている。

そうして、比べる自分をとても軽蔑し、心がふたつに分かれてしまいそうになる。

誰かにこんな気持ちを分かって欲しいって思ってしまう。
誰かに慰めて欲しいって思ってしまう。

でも、1番、分かってあげなきゃいけないのは自分だった。

認められない自分も自分。
いつだって、往生際が悪くって、いつだってだらしなかった自分。

結婚生活だって、砂の城はとっくに土台が壊れちゃっているのに
泥舟はとっくに沈んでいるのに、ずっとしがみついていた。

そして、そんな自分を抱えているから、ちょっとした周りの言葉にボロボロになってしまう。

弱音を吐けば『あなたが認めてあげないでどうするの?』と言われてしまう。

ダメな自分。
その烙印がずっと恐かった自分。

誰かは変えられない。
自分は変えられる。

いつの間にか、誰かに結果を委ねたくなっていた。
誰かのせいにしたくなっていた。

私は、醜い自分も受け入れて、吐き出していこうと思った。

お兄ちゃんの障がいを認められない自分の話を自分で聞いてあげるために。
認められる自分になるために。

自分のために。
自分ひとりで答えを出す為に。
しばらくコメント欄は閉じる事にしました。

これからは、独り言みたいになっていきます。

発達障がいや同じようなお子さんを持つ方には不快な文章もあるかもしれません。

どうか、これは、私の受け入れるためのプロセスを辿っているとご理解いただいて
読まずにスルーしていただけると幸いです。









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