夏休み後半に馬インフルエンザで競馬が中止になったというニュースがあった。最初聞いたとき馬にもインフルエンザがあるのかと思った程度だったのだが、かなり大変なことのようだ。
日本は歴史を通して、馬をはじめとして動物とのつきあいがおそらくヨーロッパの人々とは違う。かなり一般化したと言っても、競馬、乗馬が国民生活に密接なものかというと、そうではないだろう。だから、馬インフルエンザという単語が耳慣れないのだと思う。
- 馬インフルエンザ(うま・いんふるえんざ、Equine influenza、Horse flu)は、発熱を伴う急性の呼吸器疾患で、届出伝染病に指定されている。
- 感染力が高く、感染速度も非常に速い。
- 馬から馬へは感染するものの、馬から人などへの感染は基本的にはない。ただし、犬には感染する(犬インフルエンザの原因になりうる)。
- 冬に感染することが多いが、基本的には季節に関係なく流行する。
Wikipediaによれば、犬インフルエンザというのもあるようだ。初めて知った。でも、通常いうインフルエンザという病気は、ヒトインフルエンザなのだし、元はトリインフルエンザウイルスが遺伝子変異して人間に感染するようになったと考えられているものなのだから、、、不思議に思う方がおかしいのかな。
こういう病気を人畜共通感染症というらしい。
馬インフルエンザは鳥インフルエンザほど、強い毒性はないから、殺処分等はしなくてもいいらしい。治療も人間のインフルエンザとそれほど大きな違いはなく、投薬と安静が基本。治療薬については、人間と同じく抗生物質やタミフルなどが状況に応じて選択される。
タミフルなんか与えちゃって大丈夫かね。