・・・[緊急/備忘録として]・・・
野田改造内閣が、昨13日正式発足した。いつものように閣僚名簿をまとめておこう。発表は慣例により、内閣官房長官である。
以下は長官のコメントだが、ソースは以下のふたつである。
①官邸ウェブサイトのテキスト発表
②官房長官による閣僚名簿の発表(13日午前)
(政府インターネットテレビによる中継・字幕)
①②をほぼそのまま原稿に起こしている。
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野田総理は今般、内閣改造を行なうことといたしました。内閣官房長官につきましては、引き続き、私、藤村修が担うこととなりました。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、野田改造内閣の閣僚名簿を発表いたします。
(〇内閣総理大臣
野田佳彦)
内閣総理大臣は閣僚ではないので、発表されない。
〇内閣法第九条の第一順位指定大臣(副総理)
行政改革担当
社会保障・税一体改革担当
公務員制度改革担当
内閣府特命担当大臣
(行政刷新、「新しい公共」、少子化対策、男女共同参画)
①岡田克也
〇総務大臣
内閣府特命担当大臣(★沖縄及び北方対策、地域主権推進)
地域活性化担当
④川畑達夫
〇法務大臣
小川敏夫
〇外務大臣
玄葉光一郎
〇財務大臣
安住淳
〇文部科学大臣
平野博文
〇厚生労働大臣
小宮山洋子
〇農林水産大臣
③鹿野道彦
〇経済産業大臣
原子力経済被害担当
内閣府特命担当大臣
(原子力損害賠償支援機構)
枝野幸男
〇国土交通大臣
海洋政策担当
前田武志
〇環境大臣
原発事故の収束及び再発防止担当
内閣府特命担当大臣(原子力行政)
細野豪志
〇防衛大臣
⑤田中直樹
〇内閣官房長官
②藤村修
〇国家公安委員会委員長
内閣府特命担当大臣(★消費者及び食品安全)
拉致問題担当
松原仁
〇郵政改革担当
内閣府特命担当大臣(★金融)
自見庄三郎
〇国家戦略担当
内閣府特命担当大臣(経済財政施策、科学技術施策、
宇宙開発担当)
古川元久
〇東日本大震災復興対策担当
内閣府特命担当大臣(防災)
平野達男
〇内閣官房副長官 齋藤勁(さいとう つよし)
〇同、内閣官房副長官 長浜博行(ながはま ふろゆき)
〇同、内閣官房副長官 竹歳誠(たけとし まこと)
〇内閣法制局長官 山本庸幸(やももと つねゆき)
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また、内閣総理大臣補佐官につきましては、5名全員留任であります。なお、宮中における認証式は本日午後2時を、初閣議は午後4時15分を、総理の記者会見は午後6時をそれぞれ予定しておりますので、よろしくお願いいたします。
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今度の文科大臣は平野博文代議士。鳩山内閣の官房長官だった人である。大阪府選出。
★は必置くのもの。
郵政改革担当自見庄三郎大臣は国民新党からの入閣。
官房副長官は斎藤副長官は衆議院議員、長浜副長官は参議院議員である。この2人は、政務の副長官。竹歳副長官がいわゆる事務方の副長官である。
内閣法第9条に基づく内閣総理大臣の職務代理指名順は、丸数字のとおり。これは、13日午後の官房長官記者会見で、初閣議の決定事項として発表された。
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2月には復興庁が発足する予定である。現在東日本復興対策担当・内閣府特命担当大臣(防災)の平野達男が、初代復興大臣に就任することが、確実視されている。
内閣法2条は、以下のように規定している。
1 内閣は、国会の指名に基づいて任命された首長たる内閣総理大臣及び内閣総理大臣により任命された国務大臣をもつて、これを組織する。
2 前項の国務大臣の数は、14人以内とする。ただし、特別に必要がある場合においては、3人を限度にその数を増加し、17人以内とすることができる。
現在の内閣は、野田総理+17名の国務大臣からできている。しかし、復興庁の設置期間(10年間)は内閣法の規定にかかわらず、国務大臣の数を15人以内、上限を18以内とすることになっている。1増である。現在のところ、平野達男大臣の兼担である、内閣府特命担当大臣(防災)を外すようだが、防災担当だけの特命担当大臣というのは、あまり過去なかったように思う。菅内閣では環境大臣や国家公安委員長の兼担。鳩山内閣では国土交通大臣の兼担だった。
もちろん内閣府特命担当大臣(防災)は重要な任務である。重量だからわざわざ国務大臣をあてるのだ。でも、いくら何でも、岡田副総理の所掌事務・特命事項と差がありすぎる。復興庁の発足と同時に、いくつかは動かさないといけないだろう。
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総理は改造した内閣を率い、通常国会にどう臨むのだろう。