全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

令和3年度全英連山形大会・オンライン大会1日目

2021-11-19 22:00:00 | 全英連大会-’21 Beyond

 記念講演
 講師は上智大学吉田研作名誉教授。演題(テーマ)は「日本の英語教育は金魚鉢から大海に移行できているか」である。「できる」かでなく「できている」か。できているとして、どの程度なのか。それを自分たち英語教師に示し(突きつけ)、さらなる改善を求めるものと感じた。不十分な点はどこか。考えさせるものだと思う。
 先生は数年前のベネッセの授業内容調査に基づき、授業での活動が「金魚鉢」型か「大海」型なのかを分類、講演をすすめた。残念ながら自分の授業展開には-科目にもよるが-やや金魚鉢型授業の活動項目が目につくことを再認識した。
 戦後英語教育の変遷を丁寧にふり返りながらの講演。自分が中学校、高校と受けてきた英語授業を思い出しながら、いろいろ再確認できた。

 高等学校授業実演発表
 発表者:山形県立東桜学館高等学校 山口和彦教諭
 指導助言者:上智大学 和泉伸一教授

 ワードハント
 学習する本文の単語の語義を示し、単語を探させる。これを「書かせる」のではなく、教科書から探し出して「言わせる」スタイル。
 時間は短縮できるし、授業の ”空気” がアクティブになる。僕は書かせることが多い。変えよう。

 ハンドアウトがおもしろいなあ
 英文はブランクあり、右側に日本語訳を印刷したものを利用。ハンドアウトの空欄を埋めながら、Q&Aをすすめていくようだ。

 先生が単語、発音の説明を英語で!!!
 verb, Noun, coherence
 これはやったことがない。

 生徒のディベートでの話す速度が
 ... 速い。原稿(メモ)を見ながらとしても、「通常の三倍の速さで」とは言わないが、ここまで速いものなのか。


 小中二つの授業を見学して感じたこと
 JTEのclassroom Englishの発音は、”決着” がついたのかな。
 日本人英語教師の英語の発音をどうすべきか。指示が伝わらない英語ではダメ。でも、どこまでカタカナっぽい発音が許容されるのか。これまでに何回か「全英連参加者のページ・大会報告」やブログ取り上げている。日本語で言うのは難しいが、何だか「これくらい」が見えた気がする。自分の話し方と近い感じがした。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 11月第3週のお仕事まとめ | トップ | 令和3年10月末申請の大学... »
最新の画像もっと見る

全英連大会-’21 Beyond」カテゴリの最新記事