Ethan and team take on their most impossible mission yet, eradicating the Syndicate - an International rogue organization as highly skilled as they are, committed to destroying the IMF. IMDbの作品紹介より。 |
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このシリーズ、主演のトム・クルーズが「どこまで行くのか」不安になるけど、期待はどんどん高まる。彼は前作で「ブルジュ・ハリファ」の壁面を上るシーンをスタントなしで撮影している。事前公開のメイキング映像でも、トム、体をはりすぎの印象をうける。でも、問題は本編である。「予告編、PVが本編よりもよかった*」というお話しは、枚挙に暇がない。今度はどうだろうかと思っていたけど、やっぱりすごかった。彼は期待を裏切ることはなかった。
一つだけネタばらしをする。
イーサン・ハントが輸送機のドアにしがみついたまま... のシーンがある。あのものすごいショットがそんなに長くない。前作の壁面よじ登りくらいの長さなのかなと思っていたけど、そうではない。
あらすじはウェブサイト、IMDbの作品紹介を読んでもらうとして、キャラクター(役者さん)のこと、ガジェットのことを書こうと思う。
イーサン・ハント(トム・クルーズ)
第1作(1996年)からもうすぐ20年。あたりまえだけど、トムも年をとる。昔に比べたら、さすがに体つきは変わった。でも、あんなに動けてしまう。どうなっているのか不思議なくらいである。
今回も不死身で無敵でスーパーな、イーサン・ハント。もはやトム・クルーズの分身・アバターである。
ベンジー・ダン(サイモン・ペッグ)
ペッグが演じる天才技術屋ベンジーは、MI第3作から登場。彼はリブートのスター・トレックのスコッティーもいいが、MIのベンジーは、はまり役である。彼が画面に出てくると、どんな緊迫した場面でもなんだか面白くなる。もちろん、ものがたりが緩むということではない。ひょっとして、MIの中で一番おいしいキャラクターではないか。
ウイリアム・ブラント(ジェレミ・レナー)
前作から登場のエージェント・ブラント。前作は途中で実は...という姿を見せた。今回はフィールド・エージェントというよりも、分析官である。
スーサー・スティッケル(ヴィンス・レイムズ)
今回出番が少ない。でも、いいところで出てきて、ものがたりにアクセントが付く。前作には登場していないので、ブラントとは初仕事。ふたりのからみが、いい意味でぎこちない。
イルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)
今回のヒロイン。イーサンの味方なのか敵なのかずーっとわからないままものがたりが進む。初めて見る女優さん。注目である。
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007シリーズもそうだが、MIの小道具の凝りようが、今回も見ていて楽しい。
今から半世紀前、オリジナルのスター・トレックが放送されていた。その中で登場した二つ折りの無線機(コミュニケーター)、横たわると体の中が見えるバイオベッド。音声命令可能な電子機器。これらは、形をそのまま、もしくはちょっと代えて現実社会に登場した。MIも様々な小道具が出てくる。それらのどれかが10年後、日常の道具として僕たちの目の前に登場しそうだ。メガネ型の無線機などは、ほぼ実用化できそうだ。
ストーリーの満足度は、、、、いいと思います。
夏休みの最後はMIでどうでしょう。結構自信を持っておすすめできる。
しかし、イーサン・ハントは次はどうするんだろう。次は宇宙かな。
(文中敬称略)
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*アメリカのサイトでWatchMojo.comというものがある。様々な分野のトップ10をリストアップして、YouTubeで公開している。その中に「本編よりも予告編がよかった10本」というリストがある。