全英連参加者のブログ

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映画専門の四年制大学

2010-03-17 05:12:29 | 教師の仕事 2009

 ...が来春誕生?

 以前から話題になっていた、川崎市の専門学校「日本映画学校」の大学化が、どうやら申請の段階に来たようだ。先週、47NEWSというサイトが、共同通信社の記事を配信していた。
 それによれば、3月下旬に「日本映画大」(仮称)として設置申請を文部科学省に提出し、平成23年4月開学を目ざすようである。
 この学校は元々横浜にあり、当初は「横浜放送映画専門学院」として発足した。現在の専門学校は以下のような沿革である。(同校ウェブサイトより引用)

 昭和60年(1985年)11月
 川崎市、小田急電鉄、映画各社等の協力により、学校法人神奈川映像学園が設立され、翌年に川崎市の新百合ヶ丘駅前に薪校舎が完成・移転。3年制の専門学校とし、名称を『日本映画学校』に改める。
 理事長・学校長 今村昌平
 以下略
 〈日本映画学校〉
 課程-専門課程 分野-文化教養
 学科- 映像科:3年制/俳優科:2年制
 定員-映像科1学年:160名/俳優科1学年:40名

 記事は、来年開学するとほぼ間違いないような書き方をしていたが、専門学校が大学に衣替えするのは易しいことではない。専門学校で教える先生と大学で教える先生、同じ人でいい場合と、そうでない場合がある。単純に教育課程を1年間伸ばせばいいものではないことは、看護医療系専門学校を大学に衣替えすることが、いろいろ大変であることを見れば楽観視はできないと思う。
 現在は事後チェック型の大学設置認可にはなっているが、以前と違い設置認可申請の最終決裁者が文部科学事務次官から副大臣になったこともあり、来年度のことはXが多いような気もしている。かえって「政治の介入」とまではいわないが、妙に理屈っぽい政権なので、ホントにどうなるか心配である。

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