第四十五章 親密な友人
何千人もの友人の中から、懇意な友人を見つけるのはとても困難です。私は、多くの人が同じ気持ちを分かち合うものと信じています。この問題はカトリック教徒の間では簡単に解決されても、この物質的な世界で親友を見つけることは切実な問題となっています。天主様が、私たちのそれぞれに、守護の天使をお与え下さったことを、私たちはどの位考えるでしょう?この守護の天使は、実に私たちと昼夜を過ごす真の親密な友人です。
私が逮捕されてから1年後、政府はその邪悪なイデオロギーに私を降伏させるように、私を一人で閉じ込めました。人を隔離することは、話す相手や、読み物、そして勿論テレビやラジオ無しに、人を暗い部屋に閉じ込めることを意味します。その目的は、何もない4方の壁に顔を向けつつ、自分の過ちを反省させることでした。私は音楽、映画、そして公共の活動を愛した活動的な若者でした。彼らがこの完全に暗い部屋に私を閉じ込めた時、私は完全に失われました。私が出来たのは、この試練を通じて私を助けて下さるように天主様にお願いすることでした。自分の守護の天使が、昼夜私の仲間としていてくれたので、私はとても恵まれていました。半年暗い部屋に閉じ込められている間、私はしばしば自分の守護の天使と交信しました。私が忍耐と降参の狭間で苦しんでいた時、自分の守護の天使は思い出させてくれました。「あなたはこの人生のドラマで、自分の役割を演じています。私はあなたの歴史を書き記しています。あなたは教会の神秘体に属しています。天国の勝利の教会があなたを見ており、あなたのために取り次いでいます。戦いの教会は、迫害を受けている天主様の証人を心配しています。煉獄の霊魂は彼らの頭を上げ、あなたを見ています。彼らは、あなたが耐えて、彼らの早い救いの為に苦しみを捧げるように祈ります」私の守護の天使の指導の下に、私は天主様が常に私と一緒であると感じ、そして私は天主様の教会と一体となりました。私が祈りの最中に気を取られたとき、私が天主様にお祈りを捧げる前に、私の祈りを完璧にしてくれるように守護の天使に頼みました。私が罪を犯した時、私は自分の痛悔を喚起するように自分の天使にお願いしました。それから先、私の守護の天使は、私の親密な友人となりました。
私はまた、田舎で道に迷った時の出来事についてお話ししたいと思います。一九七五年に、私は自分の十五年の刑期が満了となった時、私はお茶畑で雇われました。ある日の朝八時、私はお茶を買いに丘を越えていました。私は道が余りにも単純なので、道に迷うのは不可能であると考えました。丘を越えるのに三十分かかりました。戻る時に、私は二時間後でも丘の上をさまよっていました。次から次へと丘がありました。何かが間違っていると次第に気が付きつつ、私がさまようにつれて道は狭くなる一方でした。始めのうちは、十分な時間があったので私は非常に落ち着いていました。日が暮れた後、私は不安になり、疲れてそして空腹でした。私は無力でしたので、唯一出来たのは、岩の上に座ってロザリオの祈りを唱えることでした。冷たい風が吹いており、オオカミが吠えていました。もしオオカミが来れば、私は無防備になるでしょう。このように死ぬことは全く無意味でしたので、自分の守護の天使から助けを求める時でした。守護の天使にこの状況から私が抜け出すように頼みました。約二十分で、私が近づいて一人の男の人が近付いてくるのを見ました。私は彼が自分の守護の天使かと思いました。彼は私を見て驚き、とても親切に言いました。「どうして、一日のこの時間に、まだここにいるんだい?夜にはオオカミか、強盗のどちらかがここにやって来る。坂を駈け降りたほうがいい。そうすれば、茶畑まで続く道を見つけるから」この男の人が現れなかったら、私は確実に丘の上で死んでいたでしょう。
これらすべての年に、私は自分の為に取り次いでくれるように、自分の守護の天使を呼び出してきました。飛行機に間に合わせるためかミサに与る為に、私が朝早く起きるように間覚まし時計を設定する必要は全くありませんでした。私がしたのは、前の晩に自分の守護の天使に祈ることで、彼はいつも私のリクエストに答えてくれました。試してみて下さい!例として、ファティマを見てみましょう。私は、ポルトガルには独自の守護の天使がおり、三人の羊飼いに現れて祈るように教えたことを知っています。私は中国にも守護の天使がいると思います。守護の天使が、私の故郷の迫害されている教会を決して忘れないようにと、私は毎日彼に祈ります。どうか、義の為に迫害された人々のために祈って下さい。間も無くカトリック教会が中国で栄え、誰もが自由に信仰出来るように祈りましょう。守護の天使よ、我等の為に祈り給え!
十一月のために
煉獄の火が激しく燃えています。
すべての魂は心配そうに待ち望んでいます。
絶えることのない祈りと続いていく痛悔を。
聖母が天国で待っています!
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『楽は苦に在り』ローズ胡美玉 著 目次
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何千人もの友人の中から、懇意な友人を見つけるのはとても困難です。私は、多くの人が同じ気持ちを分かち合うものと信じています。この問題はカトリック教徒の間では簡単に解決されても、この物質的な世界で親友を見つけることは切実な問題となっています。天主様が、私たちのそれぞれに、守護の天使をお与え下さったことを、私たちはどの位考えるでしょう?この守護の天使は、実に私たちと昼夜を過ごす真の親密な友人です。
私が逮捕されてから1年後、政府はその邪悪なイデオロギーに私を降伏させるように、私を一人で閉じ込めました。人を隔離することは、話す相手や、読み物、そして勿論テレビやラジオ無しに、人を暗い部屋に閉じ込めることを意味します。その目的は、何もない4方の壁に顔を向けつつ、自分の過ちを反省させることでした。私は音楽、映画、そして公共の活動を愛した活動的な若者でした。彼らがこの完全に暗い部屋に私を閉じ込めた時、私は完全に失われました。私が出来たのは、この試練を通じて私を助けて下さるように天主様にお願いすることでした。自分の守護の天使が、昼夜私の仲間としていてくれたので、私はとても恵まれていました。半年暗い部屋に閉じ込められている間、私はしばしば自分の守護の天使と交信しました。私が忍耐と降参の狭間で苦しんでいた時、自分の守護の天使は思い出させてくれました。「あなたはこの人生のドラマで、自分の役割を演じています。私はあなたの歴史を書き記しています。あなたは教会の神秘体に属しています。天国の勝利の教会があなたを見ており、あなたのために取り次いでいます。戦いの教会は、迫害を受けている天主様の証人を心配しています。煉獄の霊魂は彼らの頭を上げ、あなたを見ています。彼らは、あなたが耐えて、彼らの早い救いの為に苦しみを捧げるように祈ります」私の守護の天使の指導の下に、私は天主様が常に私と一緒であると感じ、そして私は天主様の教会と一体となりました。私が祈りの最中に気を取られたとき、私が天主様にお祈りを捧げる前に、私の祈りを完璧にしてくれるように守護の天使に頼みました。私が罪を犯した時、私は自分の痛悔を喚起するように自分の天使にお願いしました。それから先、私の守護の天使は、私の親密な友人となりました。
私はまた、田舎で道に迷った時の出来事についてお話ししたいと思います。一九七五年に、私は自分の十五年の刑期が満了となった時、私はお茶畑で雇われました。ある日の朝八時、私はお茶を買いに丘を越えていました。私は道が余りにも単純なので、道に迷うのは不可能であると考えました。丘を越えるのに三十分かかりました。戻る時に、私は二時間後でも丘の上をさまよっていました。次から次へと丘がありました。何かが間違っていると次第に気が付きつつ、私がさまようにつれて道は狭くなる一方でした。始めのうちは、十分な時間があったので私は非常に落ち着いていました。日が暮れた後、私は不安になり、疲れてそして空腹でした。私は無力でしたので、唯一出来たのは、岩の上に座ってロザリオの祈りを唱えることでした。冷たい風が吹いており、オオカミが吠えていました。もしオオカミが来れば、私は無防備になるでしょう。このように死ぬことは全く無意味でしたので、自分の守護の天使から助けを求める時でした。守護の天使にこの状況から私が抜け出すように頼みました。約二十分で、私が近づいて一人の男の人が近付いてくるのを見ました。私は彼が自分の守護の天使かと思いました。彼は私を見て驚き、とても親切に言いました。「どうして、一日のこの時間に、まだここにいるんだい?夜にはオオカミか、強盗のどちらかがここにやって来る。坂を駈け降りたほうがいい。そうすれば、茶畑まで続く道を見つけるから」この男の人が現れなかったら、私は確実に丘の上で死んでいたでしょう。
これらすべての年に、私は自分の為に取り次いでくれるように、自分の守護の天使を呼び出してきました。飛行機に間に合わせるためかミサに与る為に、私が朝早く起きるように間覚まし時計を設定する必要は全くありませんでした。私がしたのは、前の晩に自分の守護の天使に祈ることで、彼はいつも私のリクエストに答えてくれました。試してみて下さい!例として、ファティマを見てみましょう。私は、ポルトガルには独自の守護の天使がおり、三人の羊飼いに現れて祈るように教えたことを知っています。私は中国にも守護の天使がいると思います。守護の天使が、私の故郷の迫害されている教会を決して忘れないようにと、私は毎日彼に祈ります。どうか、義の為に迫害された人々のために祈って下さい。間も無くカトリック教会が中国で栄え、誰もが自由に信仰出来るように祈りましょう。守護の天使よ、我等の為に祈り給え!
十一月のために
煉獄の火が激しく燃えています。
すべての魂は心配そうに待ち望んでいます。
絶えることのない祈りと続いていく痛悔を。
聖母が天国で待っています!
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『楽は苦に在り』ローズ胡美玉 著 目次
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