周りの興奮の中でゲームを見る・・・スポーツ観戦は、テレビではわからない臨場感がある。ただしそれは、多くの世代が集う観客席でのことだ。学校から強制された試合観戦(応援)では、エキサイティングで興味深い試合も色あせてつまらない試合へと化す。大人たちはその事実を知ってるのだろうか。
東京オリンピックによって、スポーツの幻想が滅した。社会とスポーツは、分断された別世界だ。アスリートも国民のはず。国民としてオリンピックの開催をどう考えるのだろう。
ナショナリズムの高揚を煽るような報道もおかしい。オリンピックは、国別でメダルの数を競うものではない。国営放送は、きちんとオリンピックの意義を理解すべきだ。絶叫は不要。プレー中に口を挟む解説も不要。プレートとは関係ない話をされても、プレーヤーの個人的な話をされても迷惑なだけだ。
先日行われたG7サミットでは、新型コロナウイルス感染症の新規感染者が2,450%増。オリンピックもまた感染者数の爆発を招いている。
立派な大人なら、そして人を人として導く教育者なら、きちんと状況を判断すべき。
・・・小池知事もまた信じられなくなってきた。人なんだろうか。人食い鬼なんだろうか。