The Julie/Julia Project
Nobody here but us servantless American cooks...
30歳を目前に人生に疑問を感じていた平凡な主婦のジュリーがブログを始めたのは、2002年8月25日土曜日のことだった。
http://blogs.salon.com/0001399/2002/08/25.html
そのブログの書き出しはこうだ。
”フランス料理の芸術の習得 (ルイゼット・バーゾール、シモーヌ・ベック、そしてもちろん、ジュリア・チャイルド)1961年初版。
1000人もの有名シェフを育て上げた本。ジュリア・チャイルドはアメリカに料理と、そして、食べることを教えた。
40年後。私たちは、料理家アリス・ウォーターの世界にいる。しかし、その基礎となっているのは、今日の日に90歳となるジュリア。
だれも、彼女の功績には近づけない”
2002年と言えば、ちょうどブログが世の中で認識され始めた頃。ジュリアは何かブログに綴ってみようととあるプロジェクトを立ち上げる。
かの有名なフランス料理レシピ本「Mastering the Art of French Cooking」の524のレシピを、1年間ですべて自分で料理することがプロジェクトの目標だった。
何事でも挑戦する人の姿って美しいと思う。
そのプロジェクトの進捗を綴ったブログは、当然のことながら多くのコメントが押し寄せる人気のブログに成長。
アメリカは、ブログ発祥地であり、何かと日本と違うイメージがある。
日本は単なる日記なのだが、アメリカではトラックバックを使った議論が盛んだ。情報が盛んに飛び交う。
しかも、英語でブログを書いている人の約6割が実名。それ以外の人も約2割は、友人たちが知っているファースト・ネームやニックネームを使っている。
これに対し、日本で実名を公開している人は7%に過ぎず、それ以外はみな匿名だ。
匿名で情報発信したい理由はよくわかる。
目立てば叩かれるだけで、名前を伏せて発言したほうが無難で心地いい。
日本でも、有名人以外に、あえて正体を明らかにした上でブログを書いている人たちもいる。例えば、ダイビングのインストラクターたち。
そうしたブログの記事に固定ハンドルネームやら、匿名のコメントが付くのだが、かなり閉鎖的と言わざるを得ない。
知らない人たちには、なにがなんだか分からないレスが展開される。
つまり、日本ではアメリカのようにブログで世界が広がるのは、その機会が少ないのかもしれない。
さて、The Julie/Julia Projectの映画を見て、ぼくは自分自身のプロジェクトを立ち上げることにした。
題して「E-PL1 in wonderland」プロジェクト。
新たに購入したオリンパスの小型デジイチを使って、来年の「地球の海フォトコンテスト」に応募するまでを書くつもりだ。
匿名ではあるが、写真が選から漏れればかっこ悪いことこの上ない。かっこ悪いがために、ブログを閉鎖せざるを得なくなるかもしれない。
しかし、これも挑戦。プロジェクトの詳細は後ほど・・・。
「ポナペティ!」(召し上がれ!)。
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