水徒然

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わが国の土砂災害の解析に係る記載(08-19更新 その2:最近の土石流発生地域)

2011-08-19 | 日記

'11-06-23投稿、追加・更新、強調
 既報に引き続いて、土壌強度の低下によって引き起こされる「土砂災害」のひとつである「土石流」に係る記載を調べました。

 目的は、主に環境中の残留放射能が土壌中の微生物を殺傷することによって、土壌強度を従来以上に低下させて予期せぬ災害が発生するのでは?」という観点で断片的に調べています。

 既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

<土石流についての考え方>
 土石流と土砂崩れは区別(一般的な分類例)しにくいですが、
基本的には上記の
土壌強度の低下(仮説)に加えて、
別報で記載しましたように、

水が潤沢な地域(海、一級河川流域)などから地下水脈を通じて、断層などの大きな隙間を通じて大量の水が補給される場合、土石流(流動化)が発生し易くなる」と考えています。

 したがって、土石流の発生は他の「土砂災害」(土砂崩れなど)と比較して少なく、その発生要因は絞り易い と想われます。

 土砂災害は、主に、原発由来の大量廃熱による海水温上昇による局所豪雨、
濫・洪水によって引き起こされると想われます。(既報参照)

 基本的には、大気中に滞留している各種の放射性物質エアロゾル、および海、河川などに存在する放射性物質からの
放射性線によって、土壌中の微生物を損壊して土壌強度を低下させた結果、土石の流動化を加速させていないか?(基本的な考え方の詳細は既報(その1)と同様)を調べることが目的であります。

引き続いて、土石流事例および要因、現状考察を
追加・更新予定です。

 
土石流の原因である土石の液状化に係る参考投稿
土石の液状化に係る記載を調べました。
(猛暑で雨の温度はどの程度上昇するか?)

土石流に係る記載を整理しました。
(・・・多量の湧水や表流水を得て流動化し、渓流内に流れ込みそのまま土石流化する場合。なお、このケースの物理的なメカニズムは未だに解明されていない・・・)
土石の液状化に係る記載を調べました。

(土石の分散・凝集および影響する要因など)

<今までの検索結果のまとめと現状考察>
 断層など隙間を大きくする要素として、先ず、地震による影響が考えられます。
 最近発生した静岡県東部地震(3月15日)の周辺にあたる静岡県の土砂崩れ、および長野県中部地震(6月30日)の周辺の岐阜県滋賀県および
下記の上高地に土石流が発生したようです。
 地震よる地盤の緩み(隙間)に大気中に拡散している放射性エアロゾルが荷的に沈積し易いならば、可能性はあるか?
 それにしても福島原発から500km以上離れた上高地まで拡散する??? 雷雲*に混入して放電しやすい場所(猛暑に関しては盆地
(凹地)が多いようですが、・・・)に移動しているなら?・・・。
 *ウィキペデイア「雷」によれば、
「・・・雷のひとつに火山の噴火時や砂嵐時に砂の粒子で形成される雷雲によっておこる火山雷なども雷に含む。」という記述から、可能性があるかもしれない? 
火山雷など水以外の無機質粒子の電荷の影響も含めて今後着目したい。

 また、既報の米国大陸西部の火山帯から、遠く離れた中央部で頻発するトルネード、その周辺で発生する落雷との関連を含めて、偏西風などの影響も視野に入れたい。

PS:'11-08-19
<地下水脈からの放射能要因> 
汚染した海、河川からの地下水脈を経由して放射能汚染することも、既報の調査から推察されます。地下水脈とはどのようなものか追加記載しました。



(google画像検索から引用)

PS:'11-07-23
 落雷発生のメカニズムの詳細は別報に譲るとして、

<大気圏、宇宙圏の放射能要因>
雷雲の中に上記の火山灰、砂塵などと共存すると言われている放射性のエアロジルが雷雲に含まれる可能性があり、その近傍周辺に降雨によって放射性塵を沈積させているかもしれない。

・放射性雲
 
わが国の年間落雷日数頻度マップをgoogle画像検索から
引用して追加記載しました。


 


都道府県統計 県民性ランキングから引用
気象庁の観測データから雷日数ランキング

日本の原発存在位置        自然放射線分布       
廃熱、常時放射性物質を
法定基準内で排出している。
 

(google画像検索から引用)   (google画像検索から引用)

<水脈形成要因>
・最近の地震の震度分布
長野県中部地震分布        静岡県東部地震分布

(google画像検索から引用) (google画像検索から引用)

・中央地溝帯(フォッサマグナ)と構造線
西縁は(糸静線)、東縁は新発田小出構造線及び柏崎千葉構造線
 地震によって地盤が緩んだ地帯と赤色の中央地溝帯もしくは他の地溝帯の近傍に土石流が発生しやすい要素が あるのか?地質(粒度、組成、電荷など)との関連で着目したい。


出典: フリー百科事典
『ウィキペディア(Wikipedia)』
(2011/06/10 08:19 UTC 版)
 (google画像検索から引用)

火山帯分布(マグマによる加熱、噴火による亀裂)

    (google画像検索から引用)

<検索項目>
 PS:'11-07-21
FNN
(07/20 18:21)
台風6号の通過に伴なう和歌山県などの記録的な豪雨の地域以外で、台風コースから外れた比較的降雨量の少ない地域で発生した土石流の記載を調べました。
静岡で土砂崩れ のため、およそ100人が山小屋で孤立するなど、各地に大きな被害をもたらしている・・・
 関東や被災地・東北でも、すでに大雨が降っているところがあり、岐阜県と滋賀県の境を走る道路では土石流が発生した。・・・
 台風6号は21日にかけて、東海道沖を東南東に進む見込みで、21日夕方までの予想雨量は、多いところで関東南部で180mm、東北の太平洋側で120mmなどとなっている。

本文を詳しく読む

PS:'11-06-24
中日新聞
上高地で観光客ら1200人孤立 国道・県道で土砂崩れ
2011年6月24日 01時04分
23日午後、長野県松本市安曇の山岳観光地・上高地に通じる県道と国道158号の2カ所で大規模な土砂崩れが発生した。・・・県松本地方事務所によると、午後1時ごろ、釜トンネルの上高地側出口付近で発生し、下り坂となっている長さ1・3キロのトンネル内に土砂が流れ込んだ。午後1時30分ごろには、国道158号の赤怒谷(あかぬたに)トンネルと坂巻トンネルの間で幅50メートルにわたって崩れ、道路上に高さ2~5メートルにわたって土砂が堆積した。・・・長野地方気象台によると、上高地では23日午後1時までの24時間に114ミリの雨が降り、同気象台は同日午後2時10分すぎ、乗鞍上高地地域に大雨警報を出していた。」
本文を読む

YOMIURI ONLINE
豪雨の怖さ 児童ら体感…徳島
 2011年6月22日
「・・・同事務所の
日和佐管内では昨年4月、大雨により国道2か所で土砂が流出したこともあり、同事務所は住民に自然災害の怖さを改めて体験してもらい、防災意識を高めようとイベントを企画した。・・

gooニュース
西日本大雨、新燃岳で土石流恐れ
2011年06月20
「活発な梅雨前線の影響で、西日本は20日、激しい雨に見舞われた。大雨は21日朝まで降り続く見通しだ。
宮崎県都城市は、霧島連山・新燃岳(しん・もえ・だけ)の噴火による火山灰が土石流を起こす恐れがあるとして、20日午前、市北西部の1148世帯2523人に避難勧告を出し、5カ所に避難所を設置した。・・・」
⇒宮崎県は大雨の時、新燃岳噴火による火山灰の堆積物の土石流に対する警戒・避難勧告がたびたび発令されていますが、今のところ発生していません。
 
現状、大雨は九州南部、四国南部に集中しているようですが、今後の台風、ゲリラ豪雨などによって、警報が発令されていない予期せぬ地域で発生する可能性が大きいと想われます。現状起こっていなくても、いち早い避難が望まれます。

 関連投稿:
「土砂災害」と降雨量に係る投稿
降水量と土砂災害との関係に係るメモ('10-9-19)


 

 


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