水徒然

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地震(含む津波)予知・予兆に係る記載を調べました。(その4-2:地震雲発生メカニズム)

2011-11-21 | 日記

'11-11-21投稿・追加・更新、強調
 既報にて、地震(含む津波)予知・予兆/対策に係る記載の整理をしました。古くから地震の前兆として「地震雲」の発生が言い伝えられています。
 豪雨をもたらす積乱雲は大量な水が蒸発する時に形成されますが、地震雲はどのようなものか?個人的には不詳ですので、その発生メカニズム係る記載を調べました。 
関連投稿: 
・天変に影響する要因に係る記載(雲の分布、構造の観測方法)詳しく見る>>
(一般的に定義されている「雲」に係る記載)

(転載開始)


地震雲による地震予知について・・・
(一部抽出しました。雲のモデル図の一部は割愛しました。本文参照)
地震雲とはどんなものか 
「地震雲とは、地震発生前後に出る特異な雲のこと全般のことをいうようです。  一言に地震雲と言ってもいろいろな種類があります。

筋状地震雲1


 飛行機雲と間違えるかもしれないが、飛行機雲とは違って長い時間上空に留まっている傾向がある。雲の流れで震源の方向がある程度予測でき、雲の長さで地震の規模を推定できる。 巨大地震の前には、地平線から地平線までの長い筋状地震雲が現れる。また、筋雲の数も1本だけでなく幾本も現れることがある。 日本海中部地震の数日前に図のような地震雲を発見し、東北から南西にかけて長い筋雲が1時間以上滞空した。
筋状地震雲2
 
放射状に出現する筋雲で、震源方向から広がるように移動する。これも雲の長さで地震の規模が予想でき、地平線から地平線まで届くような雲が出れば、大地震の可能性が高い。98年8月29日の東京湾地震の数日前には、図のような雲が空を一周して、同心円の中にいるようになってました。
断層状地震雲
 まるで空を二分するような雲で、一見してすぐに異様な雲だとわかります。空と雲との境目がはっきりするほど地震の規模が大きく、空一面に出れば大地震となります。阪神大震災の数日前に京都の亀岡で、空が半分に割れたような雲を見て、大地震が起こると判断しました。
うろこ雲状地震雲
 よく秋の空に出る鱗雲、しかし鱗雲は地震の前兆であることも多いのである。
鱗雲が図のように断層状になっていたりすると、地震の前兆だったりすることが多かったようです。これも、鱗雲の流れる方向で震源の方向が予想できました。雲が空全体の占める割合で地震規模も予想できますが、低気圧の前などにも空全体に現れることもあり、地震雲と見分けるのは難しいかもしれない。
波状地震雲
 空の雲の固まりが波状になっていたり、帯状の雲が波状になっていたりすると、地震の前兆だと思われます。一見して不気味な空だとわかりますので、見分けはつきやすい地震雲だと思います。この雲も、雲の進行方向で震源の方向が予想できましたし、雲の大きさや、波のきめの細かさで震度が予想できました。波のように見えるのは、海洋型地震の前兆のためという説もあります。
竜巻状地震雲

 竜巻状や、竜状、蛇状など、これも一見して不気味な雲とすぐにわかる形状をしております。震源地から竜巻が吹き出すような感じの写真が、阪神大震災の前に撮影されて、その写真がよく報道されたのでご存じの方も多いと思います。また、竜が空を泳いでいるような雲を、大地震の前に目撃された例もあるようで、これが出ると近くで大地震が起こる可能性があるので、このような雲を見たら注意しましょう。
 上記に述べた以外にも、地震の前兆となる気象現象はいろいろあります。  朝焼けや夕焼け、月などが異様に赤くなる現象(赤化現象)や、ふつうと違う虹などが挙げられます。  ただし、上記のような雲は低気圧や前線が近づいてくると同じような雲が見られます。そのような雲との見分け方については経験に頼るしかないので、日頃の観察を続けるしかないでしょう。・・・ 本当に大地震の前には、一目見ただけですぐに「おかしい」雲だとわかりますので、そのような雲が現れたら、身近で動物たちが異様な行動をしていないか等のチェックをした方がよいでしょう。  また、いつ阪神大震災のような巨大地震が襲ってくるかわかりませんので、地震に対する備えが重要です。」詳しく見る>>
(転載終了)

 前報で個人的に観察して撮影した雲は筋状地震雲1と思われます。

(転載開始)


 なぜ地震雲が発生するのか
「地震雲が発生する理由については、現在のところ解明されておりません。 地震雲という言葉すら、世間に認知されていません。ですから、これから記す理論はあくまでも仮定です。  根拠となる現象は確認されているのですが、実証されておりませんので事実となるかどうかは、今後の研究によるものとなります。
 地震が発生するときには、凄まじいエネルギーが放出されるわけですが、これは地震が発生したときだけに放出されているだけではありません。地震が発生するまでにも、岩盤が圧縮されて少しずつ崩壊していくのです。
 その岩盤が崩壊するときには圧電効果や摩擦により電荷が発生します。そのエネルギーは大きいもので雷の何百倍になるといいます。  そんなエネルギーが地中で発生すると、地面を伝わり、一部は地表に達します。地表に達したエネルギーは大気に放出されて電荷を帯びたイオンとなります。そのイオンが大気中の水分と結合し雲となると考えられます。
 また、電気エネルギーが発生するということは、同時に磁力や、電磁波、熱、光、音響などが発生することが予想されます。
 
地震雲以外での地震予知の項目で説明しますが、地震前の発光現象や、地鳴り、動物の異常行動などの奇怪な現象も、地震によるエネルギーの放出で説明できてしまいます。 左図のように、地中で起こった地震の前兆の岩盤の崩壊による電気エネルギーが、地中を伝わり、地表から飛び出したものが、大気中の水蒸気と結合し、結晶化して雲を作り出していると考えられます。  地中の電気エネルギーの伝わり方により、さまざまな形の雲を作り出していると思われます。

 この仮説は、私のような素人の仮説であり、信憑性に欠けるかもしれませんが、実際に地震雲が発生して、その地震雲で地震の予知に成功した人が何人もいるのですから、発生原因はもとより、雲の観察にもっとたくさんの人が参加し、また情報を集約できる機関を設けたら、きっと中国のように直前予知に成功し、尊い人命を地震の被害から最小限にくい止められるかもしれません。」詳しく見る>>
(転載終了)

(補足)
 上記の「・・・岩盤が崩壊するときには圧電効果や摩擦により電荷が発生」について、既報の圧電効果による発電では「Zr(シルコニウム)チタニウム(Ti)からなる金属からなる複合の酸化物で構成」されているとのことから、地震雲が発生するのは地質の影響があると想われます。


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