'13-01-13投稿、01-14追加
別報、異常気象に係る記載(インドの寒波)によれば、寒波の原因はインド政府などによると、近年、冬期間に激しい大気汚染のせいなどで濃霧がひどく、気温が上がらない傾向があるという。
隣国の中国でも濃霧が発生しているようです。
既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。
わが国でも高度成長の過程でスモッグに悩まされた時期がありましたが、濃霧、スモッグともにエアロゾルの一種であり、有害物質を含んだ濃霧、黄砂などに介在している有害微粒子は越境し易く、異常気象、喘息、インフルエンザなどの原因になり、汚染物質およびその発生源の究明と公開が重要かと個人的には想っています。
47ニュース
中国、連日有害物質含んだ濃霧 深刻な大気汚染
「【北京共同】中国各都市で連日、有害物質を含んだ霧が立ち込めている。12日付の中国紙によると、北京市の大気汚染を調べる全ての観測地点で、6段階の大気汚染指数で最悪の「深刻な汚染」を記録した。病院では呼吸器系疾患の外来患者が急増、市当局は住民に外出を控えるよう呼び掛けた。
北京市は12日も朝から濃霧となり、数百メートル先のビルがかすんで見えない状態。
中国メディアによると、河北、河南、湖北3省や天津市でも霧が立ち込め、深刻な大気汚染が続いている。
専門家によると、霧には多くの有害物質のほか病原菌も付着。2013/01/12 19:34 【共同通信】」という。本文詳しく見る
⇒専門家の見解を待つまでもなく、霧には多くの有害物質のほか病原菌の混入が問題となります。
仮に、例えば、放射能微粒子が吸着して介在しておれば?内部被曝の可能性もあり、有害物質の究明とその発生源の駆除が問題となると想われます。
PS:01-14
gooニュース
各地で有害物質含む濃霧=呼吸器疾患急増、交通まひ―中国
「【北京時事】中国各地で1月上旬から連日、有害物質を含んだ霧が立ち込め、中国メディアによると、北京など33都市で12日、6段階の大気汚染指数で最悪の「深刻な汚染」を記録し、13日も続いている。呼吸器系疾患の患者が急増し、高速道路の通行止めや航空便の欠航が相次ぐなど、市民生活にも大きな影響が出ている。
大気汚染の主な原因は、車の排ガスや工場の煙などから出る直径2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質「PM2.5」。北京では12日、この物質の観測値が1立方メートル当たり75マイクログラム以下としている基準を市内全域で超え、半数の観測点で基準の10倍近くまで上昇。900マイクログラムを突破したところもあった。
北京市政府は屋外での運動をやめるよう通達を出しているほか、外出をできるだけ控え、外出の際はマスクを着用して公共交通機関を利用するよう呼び掛けている。 [時事通信社]」という。
47ニュース
中国大気汚染、最も強い警報発令 北京市当局
「【北京共同】中国各都市で連日、有害物質を含んだ濃霧が発生し、大気汚染が深刻化している問題で、北京市当局は13日、住民にできる限り外出を控えてもらうため、最も警告の度合いが強い「オレンジ警報」を発令した。同日付の法制晩報などの中国メディアが伝えた。
警報は濃霧に対して出されるが、事実上、大気の汚染度の目安となっている。中国メディアによると、黄色とオレンジの2段階あり、オレンジを発したことはこれまでなかったという。
北京市の大気を調べる観測地点では、6段階の汚染指数で最悪の「深刻な汚染」を10日から記録しており、4日連続となるのは記録上、初めてという。2013/01/13 20:29 【共同通信】」本文詳しく見る
⇒主な原因は、車の排ガスや工場の煙などからという。
下記の引用日本海学講座によれば、以前から問題となっています。
「日本海を越える大気汚染と黄砂」大陸からさまざまな物質が運ばれてくる概念を図1に示す。SO2(二酸化硫黄)や、通常、ノックスと呼ばれるNOx(窒素酸化物)は、工場や車の排気ガスなどから発生する大気汚染物質の代表的なものである。」ことから、
その他の原因として黄砂の飛来は一般的には、春先に激しくなると言われていますが、今回、問題視している濃霧は広範囲の都市にわたっていることから、個人的には、黄砂混入の可能性もあるのでは???と誤解して、参考のため、既報までの黄砂に係る記載を示しましたが、黄砂特有のオレンジ色を呈していませんが、光の波長より極細かい微粒子で、かつ、少量の場合、光を吸収しないで透過することも妄想して敢えて紹介しました。
中国タクマラカンでの光景 (google画像検索から引用)
この黄砂に対する警報は6段階の汚染指数で何色なのだろうか?
SHIMADZU 粉博士のやさしい粉講座 環境分野と粉体測定http://www.shimadzu.co.jp/powder/lecture/
beginner/b03.html
イラク(中東)からの黄砂によれば、
(一部割愛しました。)
「通常の黄砂は、中国大陸で巻き上げられた砂塵が偏西風に乗って飛来します。ところが、この時期、中国大陸では大規模な砂嵐の発生がなく、イラク(中東)で大規模な砂嵐が発生しており、これによって巻き上げられた砂塵が日本まで運ばれてきたものだと考えられています。
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光の波長
既報、エアロゾルに係る投稿から関連記載を抜粋すると、
その2:(黄砂の影響)
「黄砂」の発生メカニズムとその影響・・・
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世界の黄砂濃度分布 (google画像検索から引用)
中国は偏西風に乗って飛来する黄砂の影響を受けやすいようです。
関連投稿:大陸からのさまざまな物質の影響によれば、黄砂、海塩粒子など有害物質が混在しているのでは?と想われます。
「日本海学講座2008年2月2日
第4回 「日本海を越える大気汚染と黄砂」大陸からさまざまな物質が運ばれてくる概念を図1に示す。SO2(二酸化硫黄)や、通常、ノックスと呼ばれるNOx(窒素酸化物)は、工場や車の排気ガスなどから発生する大気汚染物質の代表的なものである。これらの汚染物質は、風に乗って運ばれてくる過程で酸化反応が起き、主として二酸化硫黄は硫酸や硫酸塩へと変化する。また窒素酸化物は硝酸や硝酸塩へ変化する。これらの物質は、雲や酸性雨のもととなる。
空気中に浮かんでいる小さな微粒子は「エアロゾル粒子」と呼ばれ、酸性雨や雲をつくる過程に大きな影響を及ぼしている。特に硫酸塩は、大気中で粒子化しやすく、エアロゾル粒子を形成することになる。また、窒素酸化物は、運ばれてくる間に複雑な化学反応を経て、オゾンという物質を形成する。 ・・・」という。本文詳しく見る>>
関連投稿:・天変に影響する要因に係る記載(中国吉林省での黄砂)によれば、
2011-08-14
Searchina 2011/05/12(木)
吉林で今年最大の黄砂現象を観測…視界100メートル
「吉林省の広い範囲で12日、黄砂現象が発生した。2011年になってからさ最大規模という。写真は12日午前中の省都・長春市内の様子。中国新聞社が報じた。
省都の長春市では、夜が明けても空が暗い状態が続いた。気象部門によると、吉林省から見て西にある内モンゴル自治区やモンゴル国で上空に巻き上げられた黄砂が、12日午前5時ごろまでに吉林省の中西部に達した。・・・」という。
黄砂および黄砂に付着しやすい有害物質は北京市、河北、河南、湖北3省や天津市の濃霧中にも混入しているのだろうか??
その4:(インフルエンザウィルス対策)
・・・今年のインフルエンザ対策によれば
http://www.wakando.jp/kaze3.htm
出典:オムロン 健康作り講座
「インフルエンザの予防に最も有効な対策はワクチンの接種です。インフルエンザが流行ってからではワクチンの製造、検定に時間がかかるので間に合いません。 その年の冬にどんなタイプのインフルエンザが流行するかは、夏の終わり頃に中国奥地の家畜のウイルスを調べて推定し、流行期に間に合うようにワクチンの製造をするわけです。・・・
」という。続きを読む>>
その7:(黄砂中の微小粒子)
「・・・岐阜県保健環境研究所報 第15号(2007)
「黄砂中の陰イオン・陽イオン成分濃度とその粒径分布について」によれば、 http://www.cc.rd.pref.gifu.jp/health/public/no15/oohira15.pdf
・・・日本に飛来する黄砂の物理的,化学的な性状やその広域的な分布を明らかにするため,福井・岐阜・三重・滋賀の四県が連携して調査を実施し,岐阜県では陰イオン・陽イオン成分濃度とその粒径分布に関する検討を行った. 平成17年4月15日~18日にかけて飛来した黄砂における調査の結果・・・」続きを読む>>
その9-1:(放射能などエアロゾルの形状)
・・・環境に悪影響を与えている放射性物質(死の灰)、火山灰、ウイルス、花粉などエアロゾルの形がどのようなものか・・・続きを読む>>