水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

放射化現象に係る投稿(その3:地震予兆としての異常発光現象と環境放射能との関係)

2012-12-10 | 地震・津波関連

 '12-12-10

 既報(その1その2)に記載したように、環境放射能がもたらす「放射化現象」は生物多様性 」、「内部被曝 」、「異常気象など天変地異」に影響を与えていると思っています。

 理解し難い言葉ですが、

 地下マグマ、宇宙、原発、核実験などから環境中に放出されている

 巨大なエネルギーを持つ放射性物質(主に、エアロゾル化している大気圏放射能)からのアルファ線、ベータ線、中性子線による放射化もしくは励起によって、

 環境中のさまざまな物質を励起してガンマ線、紫外線などの有害な電磁波を発生させて最終的には熱になる可能性が推察されます。詳しく見る>>

【放射化】とは goo辞書によれば、「放射能をもたない同位体に放射線を照射し、放射性同位体にすること。放射化分析や医療・工業分野で利用される。一方、原子力発電所を稼働し続けると部品や設備が放射化され放射性廃棄物になるため、廃炉・解体・処分が困難であるという問題も抱えている。」

~ 励起という現象 ~

 

 今回からは地震予兆現象と環境放射能との関係について、旧ブログ「水徒然」の記載を参考にして、

 地震発生前に環境放射能が低下する「爆縮現象」とはどのようにして起るのか?

 既報に記載した宇宙、太陽からの放射能の影響はどのようになっているのか?

 地球内部地殻からのニュートリノ  、ラドンなど環境放射能はどのように作用しているのか?

については現状不詳なので、

 さまざまな予兆現象・要因と環境放射能の係りを順次整理しようと思っています。

 

今回は爆縮現象が発生する過程において、大気圏で観察される様々な異常発光現象について採り上げました

以下、妄想を含めながら記録していることを予め断っておきます。

・異常発光予兆現象

 

 爆縮現象が発生する過程において、大気圏で観察される様々な異常発光現象
竜巻・突風も随伴して、放射能からの崩壊放射線による励起?によって雲底が赤く染まる。

自然環境蛍光物質(微粒子エアロゾル)放射線との相互作用よって発生する蛍光発光?と推察されます。
例えば、赤色発光する蛍光物質として、
ウルツ鉱 (長UV励起,赤)灰クロム柘榴石 (UV励起,赤)鋼玉 (+CrのものはUV励起,赤)
スピネル (場合によりUV励起,赤)直閃石 (UV励起,赤)バスタム石 (UV励起,赤)などが
挙げられます。
引用文献:蛍光性鉱物Fluorescent Minerals
詳しく見る>>

⇒上記の赤色発光と既報の「[注目]地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?」で記載した砂鉄鉱床との関係、および花崗岩に多く含まれる地殻中のウランからの壊変によるラドンの地下水への溶解ラドン放射能の増加と爆縮現象との関連はあるのだろうか?上記の蛍光性鉱物との関連について興味深い。

・環境放射能について

 環境放射線は地殻自然放射能、太陽・宇宙放射能および原発事故漏洩放射能(含む法定内常時排出)から崩壊放射線として放出されています。これらの放射能量・比率(含む組成)、および壊変放射線強度については個人的には不詳。
既報の参考投稿から断片的な記載(壊変例など)を以下に抽出しました。
 (着目点は放射線の陸海空での伝搬性の目安を個人的に確認するため)
関連投稿(・大気圏での放射性物質分布 ・(放射性物質の正体は?))

放射線のもつエネルギー:クリック☞拡大>

 
(google画像検索から引用)


1)アルファ線

 



・・・」という。本文を詳しく読む

 

ラドン(222Rn)はウラン(228U)の壊変系列に属する半減期3.8日の放射性元素で、ラジウム(226Ra)を経て地殻中で絶えず生成されているとのこと。

 

 

2)ベータ線 ベータ壊変崩壊時にニュートリノを発生

<放射性崩壊例:クリック☞拡大>

(google画像検索から引用)


3)ガンマ線 多核種からなる環境中の放射性エアロゾル(放射能)からの放射線の大部分はセシウムの壊変ガンマ線と言われ、爆縮現象における放射線強度(ベクレル値)の大きな低下への大部分に関与していると想われます。

4)ニュートリノ 基本的な性質(引例文献詳しく読む)

5)紫外線

     (google画像検索から引用)

 

 地殻、土壌中に無数生息しているバイオケミカル反応に寄与している微生物の損傷は長い目で見た広義の地殻・地盤強度(亀裂など)の脆弱化に繋がるのではと個人的には推察しています。
(隙間が増加すれば環境の放射線の透過量は増加する???)
 紫外線のみならず上記の電離放射線の影響は大きいが、水中での透過性が低い。

 海水中のセシウム濃度の崩壊放射線の増加(原発事故漏洩放射能(含む法定内常時排出))は内部被曝の発症と同様に危惧しています。

関連投稿:環境中の水の性状異変に係る記載(その1:地下水の放射能汚染はどのようにして起こるのか?)


<放射性物質からの放射線の悪影響に係る考察>
 有害な紫外線はオゾン層の破壊によって、近年増加傾向にあるといわれています。その照射エネルギーはオゾン層の破壊、オゾン濃度が回復しない限り、無尽蔵に今後とも生態系に影響し続けると想われます。
 例えば、継続的に海に流出されている法令基準内の微量の放射性廃棄物、
および今回の原発事故によって、大量漏洩した放射性物質からの放射線の大半は熱に変換すると想われますが、環境水中の共存物質を放射化して、その比較的半減期の短い放射化物質から、エネルギー準位の小さい活
性光線が順次、共存物質を放射化して紫外線と同様に、水生生物(微生物、藻類)のDNAを損傷して生態系に悪影響を及ぼすことも想定されます

6)太陽フレア
天変に影響する要因に係る記載(巨大な爆発現象「太陽フレア」接近)


 


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