水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

黄砂、大気汚染物質の大陸での昨今の発生状況 少し増えているのだろうか?

2013-05-11 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-05ー11投稿

 エアロゾルに係る投稿 ('12-07ー14~'13-03ー20)にて整理しました(その20:中国、連日有害物質含んだ濃霧発生)(2013-01-14 )以来、
 春先からの黄砂、4月に入ってからの鳥インフル騒動と有害なエアロゾルの大陸からのわが国への飛来を心配していましたが、
鳥インフルに関しては、最近の情報によれば、
上海、鳥インフルの警戒態勢解除 
http://www.47news.jp/FN/201305/FN2013051001001654.html

「中国の上海市政府は鳥インフルの感染拡大が「抑え込める状態」になったとして特別警戒態勢を解除。 2013/05/10 19:37  【共同通信】」という。
上海だけなのか?また「人から人」の感染はシロなのか?
まだ、ライトグレーということか??引き続き警戒は必要と思っています。

 一方、インドでもPM2.5大気汚染深刻化 年間約67万人が死亡という。大気汚染粒子による被災については昨今、問題としてきた鳥インフルの被災の規模とは雲泥の差であり、引き続いて注意する必要があると思われます。

 というのは、既報エアロゾルに係る記載(その27:PM2.5大気汚染物質推移のSPRINTARSアーカイブによる調査)(2013-02-16) によれば、中国大陸における汚染は工業化、車普及以前から、砂漠地区、中国南部で少なからず発生していることがわかりますが、昨今、SPRINTARSの予測動画から、首都北京をはじめとする主要都市に顕著に拡散して、今回の騒動が顕在化したのか?と推測されます。やはり、中国の汚染は大局的に観て拡大していることがわかり、大気汚染粒子の状況の推移は一過性でなく注意が必要だろうか? 

既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。

 黄砂、大気汚染粒子は単に呼吸器疾患に影響を及ぼすのみでなく、異常気象など天変地異特に、昨今のゴールデンウィークになってもこの寒さ! 例年と比べ少し寒暖差が大きいようです。)および、内部被曝生態系地震・津波など諸悪への影響もあるのでは?と以前から関心を持っています。

 また、黄砂、大気汚染粒子は鳥インフルなど有害な病原体微粒子および、火山灰の微粒子、有害ガスなどとハイブリッド化して飛来する可能性があるのみならず、これから先、抜本的な対策がなされない限りにおいては増える一方?かと思われます。

 これら環境放射能など有害物質には国境はなく、単に、中国からだけでなく、ハブーフ(嵐)などによって全世界から飛来しているのだろう?と個人的には想っています。

参考投稿:
異常気象など天変地異に係る記載を調べました。(その12:オーストラリア西部の赤い砂嵐)◇乾燥地域で起こる砂嵐「ハブーブ」とは?
ハブーブ - Wikipedia 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%96
「乾燥地域における強い砂嵐のこと。もともとは、「強い風」や「現象」を意味するアラビア語に由来するが、世界で広く使用されている。
アフリカ北部のサハラ砂漠、アラビア半島、クウェート、イラクなどでは高い頻度で発生する気象現象である。北アフリカのハブーブは、ギニア湾からの湿った空気が南側にあり、その空気と砂漠の乾燥した空気との境目にできる、いわば夏(雨季)の前触れの前線とされる。一方、イラクやクウェートのハブーブは雷雨を伴う場合が多い。北アメリカの乾燥地域でもハブーブが時折発生する。アメリカでハブーブが多いのはアリゾナ州であり、主要都市ではユマやフェニックスなどで特に多い。・・・」

 話が少し外れますが、

 遠路はるばる飛来する粒子は粒子径は比較的小さく、大気上空に浮遊していると言われ、影響するのは異常気象など天変地異のみとは思っていますが、

 呼吸器疾患、内部被曝などの被災は比較的大きな粒子(塵埃)の吸引によるものと想われるので、むしろ比較的粒子径が大きく、地表にフォールアウト(沈積)した粒子が突風、嵐など強風によって再浮遊したものとか、卑近な例では掃除機の集塵袋の脱着時にマスクを使用しないで直に吸引することなどに注意することが必要か?と最近想っています。

 最近では、特に、国内への飛来による影響はおさまっている?かと想われますが、放射能による内部被曝と同様、発症に潜伏期間があるのも厄介な有害物質ですが、災害は忘れた頃にやってくるとの教訓から、今一度、現状、今後どのようになっていくのか?気になるところであり、

 大気汚染物質、黄砂の大陸の発生状況は現状
どのようになっているのだろうか?

 

 大気エアロゾル(微粒子)予測データを以下、調べました。

 参考投稿:大気エアロゾル(微粒子)予測(2013-01-23 )
九州大学 http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/index.html
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))
SPRINTARSエアロゾル予測(簡易版)
大気1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション)
大気浮遊粒子状物質(エアロゾル)による気候システムへの影響及び大気汚染の状況を地球規模でシミュレートするために開発された数値モデル

5月11日~5月17日
(一部抽出しました。)

<黄砂>                    <大気汚染粒子> 

 

  

 

 比較のために、
大規模な黄砂の嵐が発生 PM2.5同様に徹底監視が必要か!の記載で
SPRINTARSの予測動画から引用した春先の状況。
 <黄砂>                    <大気汚染粒子>  

 

 

 

⇒一部のデータによる断片的な比較ですが、一時沈静化?した中国沿岸部の大気汚染粒子が増えているのだろうか?
また、黄砂は春先の発生状況より、インド、東アジアでの発生が増加しているのはハブープによるのだろうか?

 系統的な研究成果の公開が望まれます。

 

 


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