水徒然

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日本近海の海水温度の経年変化に係る要因('11-09-23更新)

2011-09-23 | 日記

'10-09-22投稿、追加・更新強調
人間をはじめとする多種多様な生物はその生活環境の温度に敏感であります。  
2010年、熱中症になった方が多かったのはその一例です。  
 地球および大気圏における「海水温の変動」および「大気の循環」は地上の気温、湿度に影響を与えると言われています。
PS:'11-09-23
 我が国の昨今の異常台風など世界各地で洪水、冠水など被害が続出しています。

 '09-22付け、海水表面温度の上昇による年間総雨量2000ミリは想定外ではないとの見解予測気象協会から提示案されました。
 今後は亜熱帯から熱帯並みになるとのことです。CO2の増加割合、オゾン層破壊などと海水温との因果関係を早急に解明して真の「熱帯化」原因の対策が望まれます。

 個人的には、今まで人口に膾炙されていた「CO2」の増加は然ることながら、天変(宇宙線の増加)、原発、核実験、核爆発由来、火力発電などからの放射能崩壊熱、発電廃熱の影響を知りたいところです。
専門家の解析結果を随時調べて追加更新する予定です。
参考投稿:
異常気象に係る記載(原爆実験の放射性塵の影響)
「・・・空気よりも重い炭酸ガスやフロンガス
は、三〇〇〇メートル上空の対流圏までは対流現象で舞い上がって停滞することはあり得るかも知れないが、更に、上空の八〇〇〇から一万メートルの成層圏にまで達して、オゾン層を破壊しているとは到底あり得ないものと思われる。 
 目下、空気よりも重い炭酸ガスが、空気よりも軽いメタンガス等に間接的に影響を及ぼしていき、その結果、オゾン層の破壊をもたらしているといった間接効果ガス説なるものが登場しているようだが、真の原因が分からずに、迷走していることを伺わさせるものだ。・・・

炭酸ガスは、森林でも植物の光合成作用によって空気中から吸収されて、酸素に変換されて空中に放出されるし、また雨水等に溶解して海洋に運ばれ、
そこでは貝等の炭酸カルシウムとして吸着されて沈殿し、大自然界では巧く循環しているのである。
 それに植物による光合成作用と言っても、単純に空中に現存する炭酸ガスだけの吸収分解だけでは、量的にも大きく不足するようである。そこで、光合成作用などで大量に消費される炭酸ガスは、我々の想像を遙かに超えて、地殻内部から大量に空中に放出されているようだ。・・・」 

日本近海の海水温度の経年変化を調べてみました。

気象庁気象統計情報 海面水温の長期変化傾向(日本近海)
によれば、
<<詳しく見る>>

              (google画像検索から引用)
 「九州・沖縄海域、日本海の中部および南部、日本南方海域における、 2009年までのおよそ100年間にわたる海域平均海面水温(年平均)の 上昇率は、+0.7~+1.7℃/100年です。 これらの上昇率は、世界全体で 平均した海面水温の上昇(+0.50℃/100年)よりも大きな値です。」
「黄海、東シナ海、日本海南部、関東の南、四国・東海沖北部では 日本の気温の上昇率(+1.1℃/100年)と同程度となっています。」

東日本太平洋側の海水温の上昇が不規則である原因は定かではないが*、いずれにしても海水温は平均的に上がっていることがわかります。

* PS:'11-05ー10
 今回、大規模地震、大規模津波が発生した震災地域では長期的な海水表面の温度の上昇は下図のように認められていませんが、非常に温度の起伏が激しいことが観察されます。
 火山帯、海溝が何らかの影響をもたらしているのか?詳細な解析を期待します。
水が係る津波予知予兆の要因のひとつかもしれません。今後、着目します。

         (気象庁の画像から引用)

    (google画像検索から引用)

 異常気象の原因は定かではありませんが、大気中の「水」(水蒸気)が地球表面から放射される赤外線*を吸収しすぎたために、「大気」を熱帯化させた?と個人的には想われます。
* PS:'11-05ー17
引用:JP PRESS 2011.05.14
「東西対立の遺物、原発よさらば福島の事故が証明した、
効果絶大なるテロの標的」によれば、
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/7890
(一部抽出しました。)
「・
・・一方、原子力が環境に優しいという触れ込みにしても、確かに二酸化炭素は出さないものの、大量の熱エネルギーを海水に放出している。何しろ、原発は蒸気機関で発電するので熱効率が悪い。タービンの性能が上がった現在でも30%台そこそこ。・・・
原子炉で発生する熱の3分の2は海水に放出されている。二酸化炭素は放出しなくても地球を温めているわけで、決して環境に優しいわけではない。・・・


⇒地球環境への熱的な影響について全く同感であります。
海水温の影響に係る試算の前提条件を見直し整理する予定です。

* PS:'11-05ー28
 わが国の発電量の推移
火力発電、原子力発電とも発電量当り廃熱でますので、再生可能なエネルギーへのシフトが望まれます。原発は熱利用効率が悪いと言われています。火力発電はCO2の発生が問題であります。

              












                        (google画像検索から引用)


* 気体による赤外線の吸収例
赤外線の波長(Wavelength)は約0.75μ(microns)~約1000μ
<赤外線波長域の光線透過率>
化石燃料燃焼によって発生するCO2(大気中約400ppm存在)の吸収も寄与していますが、それ以上に環境中の水が蒸発して大気中に存在している水の吸収は幅広い赤外線(熱線を吸収します。化石燃料の減少と大気中に数%(数万ppm)存在している水蒸気が増える要因には注意しなければならないことを示唆しています。環境中に新たに放出される熱によって生態系のバランスが崩れることが推察されます。CO2を減少させるテクノロジーの進展は重要でありますが、CO2の増加が本当に温暖化の主犯かどうか?個人的には疑問を持っています。むしろ排ガスなどの廃熱の増加によって温暖化をもたらして、大気中のCO2は結果論と考えた方が、判り易いと個人的には思われます。いかがでしょうか?

      水(H2O)   吸収大       吸収大
 
              ↓  ↓        ↓↓↓↓

          (google画像検索から引用)
 
⇒その影響で海水が異常に温められ、 水の蒸発が多くなったり、海水温度の上昇によって、海水中の溶存CO2、他の量が 少なくなっている(大気中では多くなっている)と想われます。 

 また、
海水温と大気温は相互に影響を及ぼしていると想われます。
 
  
関連投稿: 
異常気象など天変地異の要因に係る記載('11-03-26~)

 

 


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