'11-05ー19投稿、追加・更新
既稿「水徒然」の「放射線に係る投稿」にて、ブログの本題ではありませんが、
福島原発事故で発生した放射性物質の環境中への漏洩・拡散によって、当初、「現状の漏洩レベルなら、直ちに人体には影響はない」という度重なる報道に疑問を抱きながら放射線の単位の理解から始まる初歩的な知識を調べました。その内容は本稿「水徒然2」の既報にて整理しています。
本題の「放射化現象」は一般的には理解し難い言葉ですが、
地下マグマ、宇宙、原発、核実験などから環境中に放出されている
巨大なエネルギーを持つ放射性物質からの放射化によって、
他の物質を励起発光して紫外線など有害な電磁波放射線を発生させて、オゾンの存在状態にも影響する可能性が推測されます。放射能由来の紫外線が発生していなくても、放射性物質からの崩壊放射線によって環境中の生体細胞を損傷させる可能性があることは言うまでもありません。
*一般的には紫外線の波長によって 酸素(O2)はオゾン(O3)を発生したり、オゾンを消滅させるとも言われています。詳しく見る>>
放射化によって発生したオゾンには酸化、殺菌効果があり、地殻(含む海底)に存在する微生物の生態を変化させて、昨近の頻発地震(地殻強度低下、新たな活断層の形成)にも影響しているのでは???と妄想しています。
また、2次、3次的に環境中のさまざまな物質を励起発光させて、最終的には地球温暖化の原因となる「熱」となると個人的には思っています。
【放射化】とは、goo辞書によれば、「放射能をもたない同位体に放射線を照射し、放射性同位体にすること。放射化分析や医療・工業分野で利用される。一方、原子力発電所を稼働し続けると部品や設備が放射化され放射性廃棄物になるため、廃炉・解体・処分が困難であるという問題も抱えている。」
~ 励起という現象 ~
既稿「水徒然」の「放射化に係る投稿」を参照して放射化に係る記載を整理しました。
<放射化に係る事例>
その1:放射性物質による放射化の可能性について
・・・原発事故によって海に漏洩した高濃度汚染水中の放射性物質は「放射化」作用による弊害も提案されていますが、崩壊放射線(中性子線、アルファ線、ベータ線、ガンマ線)が より長波長の電磁波であるX線、紫外線(UVC、UVB、UVA)、光(可視光)を経て最終的に赤外線(熱線)へ順次遷移する可能性による副作用を個人的には懸念しています。・・・
続きを読む>>
その2:放射線の測定方法
・・・陸・海・空のいろいろな環境および人体、生体内における物質の放射化現象による副作用を理解するうえで、「数字が一人歩きしている」さまざまな情報を誤解しないために、放射線の作用の詳細およびその分析手法に係る記載をもう一度原点に立ち返って調べました。・・・
続きを読む>>
その3:海水中の放射性物質測定可能
・・・海洋研では、全国の原子力発電所の周辺海域や核燃料サイクル施設沖合海域における漁場環境の安全性を見守るため、海生生物、海底土、海水の放射能調査などを行い、国が実施する海洋環境放射能総合評価の基礎資料をとりまとめています。・・・
続きを読む>>
その4:プルトニウムの影響
・・・環境中に存在していると厄介なプルトニウム化合物に係る記載を調べました。
プルトニウムは放射能毒性などが高く半減期も長いため、環境で監視が必要な人工放射性核種である。
気象研究所の大気降下物及び海水中のプルトニウムの研究は、137Csや90Srと比べてやや遅れて開始された。・・・
続きを読む>>
その5:海水中で放射性物質から紫外線が発生するのか?
・・・海水中への放射性物質の漏洩によって、魚介類の高次濃縮が起こると推察されますが、周辺海域から、魚介類がいなくなるといった紫外線による殺傷・殺菌作用がもしあったら困るのは私だけでしょうか?紫外線は海水中における透過性が約0.1~10mと比較的良好であり、有光層に生存している魚介類に悪影響を与えていなければと思っています。・・・
続きを読む>>
その5-2:海水中で紫外線発生の可能性のある物質
・・・半導体、絶縁体がバンドギャップエネルギーをもっています。放射性物質の崩壊放射線によって、紫外線を発生するバンドギャップエネルギーEg:12.4~3.1(eV))をもつ共存物質にどのようなものがあるか?その物質が海底から海面に共存しているのか?元素、組成によって変化します。・・・
続きを読む>>
その6:水中での放射線エネルギー放電による励起事例
・・・崩壊放射線による海水中での励起発光の可能性とは直接関係しませんが、水中エネルギーによる励起事例を調べました 。アーク放電溶接装置における実験で、水中での電子の流れ(崩壊放射粒子線のベータ線に相当)によって発光することが判りました。・・・
続きを読む>>
その7:シリカ(SiO2)の崩壊放射線との反応
・・・黄砂などから海にフォールアウトしている砂塵、シリカ(SiO2)微粒子は幅広い海水のpH域において分散しやしすい粒子であり、他の紫外線を発生する可能性のある共存物質と比較して安定している。 また、その存在量が多いことから、崩壊放射線による影響を受けやすい。 シリカの励起がおこれば、そのバンドギャップエネルギー約8(eV)に相当する波長約250nm前後の紫外線の発生が想定されます。・・・
続きを読む>>
その8:自然界の蛍光性鉱物などの発光
・・・ 地殻など自然環境に存在している蛍光(可視光)を発生する鉱物をべました。蛍光性鉱物から放出される青色、紫色発光(波長約400nm)の光の発光スペクトルには分布がありますので、ブロードなスペクトルの一部に波長が短い紫外線(UV-Aレベルの315~380nm相当の波長)が存在することが推察されます。・・・
続きを読む>>
その9:崩壊放射線の検出に利用されているヨウ化セシウムなど蛍光物質
・・・蛍光を発生させるために、各測定機の蛍光発光にどのような蛍光体が用いられているか、および、それらが励起されて発光する時の波長スペクトルに係る記載を調べました。環境中に大量にに漏洩している放射性セシウム、ヨウ素の化合物ヨウ化セシウム(CsI)から紫外線(UV-Aレベルの315~380nm相当の波長)300~600のnmの波長が発生している。・・・
続きを読む>>
その10:岩盤崩壊時に発生するオゾン
大地震発生の前兆であるマグマ活動、プレートの移動などによって岩盤が崩壊するときの圧電効果や摩擦により電荷(電気的なエネルギー)が発生して、その結果、様々な種類の岩を粉砕したり削ったりすることで、それぞれの種類の岩から一定量のオゾン発生が確認されたと言われています。
また、環境中のエアロゾルの変化を地震予知に生かす研究が進んでいるとも言われていますが、オゾン発生には、さまざまな電気的なエネルギーが影響していると想われます。
続きを読む>>