水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

地異に係る記載(その25:<追加>大規模な地盤陥没・地割れ地域では巨大地震は発生しないのだろうか?)

2013-05-13 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'13-05-01投稿、05-05、05-13追加

 天変地異に係る既報(その23)にて、富士山の滝沢林道で大規模な地割れが発生について記載しましたが、この発生原因についても、巨大地震・津波同様個人的にはよく解っていませんが、震・津波に係る記載を個人的に調べている過程において地割れ、シンクホールのような地盤陥没地域と地震発生地域との関連はどのようなものだろうか?関心を持っています。

関連投稿:
富士山で異変!巨大地震の予兆か 林道陥没、浜名湖周辺ではアサリ激減、アユ大量死という。

 M8.5以上、高さ10m以上の大津波を発生させる巨大地震といえども、実際に甚大な被災を蒙る範囲は震源から約20~30km四方範囲のピンポイント(津波は50~100kmか)であるとすれば、
 巨大地震発生地域≒大規模地盤陥没地域ではないのでは??? 
すなわち、地盤陥没と同じ地域では巨大地震は発生しないのではと想っています。

また、既報地震および津波に係る記載(その46:【注目】巨大地震の発生は環境湿度が低いと発生し易いのだろうか?)で記載しましたが、「年から年中、四六時中警戒していても、仕方ないこと」とも思って、巨大地震の発生と季節性を調べたところ、発生年月日から、日本では湿度の高い梅雨季に中る6月では東アジア、ロシア東部地域でも巨大地震に限れば?、発生がないようです。湿度が高いと地震規模が小さくなるのだろうか???
と妄想しています。>>詳しくは

 既報でも記載しましたが、
妄想?誤解?かもしれませんことを予め断っておきます。

<個人的な仮説>
 
というのは、大地震発生には海水、雨水など大量な水が地殻内部浸透してマグマを刺激して水蒸気爆発することが必要なのかと??との個人的に妄想しているからです。

goo辞書によれば、
【水蒸気爆発】とは「
水が熱せられて急激に気化し、高温・高圧の水蒸気となることによって引き起こされる現象。特に、マグマの熱で付近の地下水が気化して、大量の水蒸気が発生して圧力が急速に上昇し、火口や山体が破壊されることによって起こる噴火のこと(水蒸気噴火)。マールを形成したりするが、溶岩の流出を伴うことはない。これに対して、マグマが直接地下水や海水に接触して起こる爆発をマグマ水蒸気爆発という。→マグマ噴火

また、【水素爆発】とは「水素酸素が急激に反応して爆発的な燃焼を起こすこと。空気中では、水素濃度が4~75パーセントの範囲で爆発を起こす可能性がある・・・」 

 すなわち、既報の火山帯活動の活性化に係る記載(その3-2:地震を誘起するというマグマの活性化に及ぼす地異要因の調査)で記載しましたように、火山帯が直下に走っている地域では地殻(活断層など現状個人的には詳細は不詳)の亀裂、空洞などを経由して水が地下に浸透して?マグマを刺激して、

 

    (google画像検索から引用)

マグマが刺激されれば、水蒸気(水素?)爆発によって地震を誘起する可能性があるのでは?
 したがって、海底震源型と比べて、内陸型の場合は大河、湖などがなければ、地下水脈など周辺からの大量な水の供給が比較的少ないと想われるので、巨大地震は発生し難いのだろうか?どのくらいの水量が爆発に必要なのだろうか?と個人的には妄想しますが、現状不詳。

引用下図の地震発生メカニズムから、


 (google画像検索から引用)           (google画像検索から引用) 


 
 
  (google画像検索から引用)

さまざまな地下水とマグマ溜まりの深さとの関係について調べる必要があると想われます。

  大局的に見れば、日本全土が環太平洋火山帯のように見えますが、
 
<世界の火山帯>              <世界のプレート>  
   001

 引用:http://www.palacap.co.jp/ex/index.html 引用: 

 個々にみれば、国内には火山帯が走っていない地域もあるわけです。

<火山帯とプレートの位置関係 >

  

 また、火山帯といっても、
既報(その7:伊豆半島の地殻状況)の引例によれば、


図6:伊豆半島とその周辺の現在の地学的状況

 伊豆半島は火山の近傍では暖められているために地殻が軽くなっているという。地殻の密度の違いなのかどうか?不詳ですが、いずれにしても熱が地殻の固さに影響していることが推察されます。
 
 また、一口に富士山周辺の異変といっても

山梨県側では
大規模?な地割れが発生した滝沢林道、旱魃が
発生した河口湖は静岡県と富士山を挟んで約50kmはなれています。

 一方、静岡県側では
'11-03-15の富士宮市を震源とした静岡県東部3.15地震(M6.0、震度6強、約10km)、および半年後に富士市、富士宮市などで突如、湧水が増加する異変が発生しています。

 話が少しそれますが、
 静岡県東部の富士山の裾野の地域は古来から、名水として富士の湧水は有名ですが、3.15地震でその地下水脈の経路に異変が発生していたのだろうか??
 

  
 (google画像検索から引用)
引用:http://www.tabiplan.co.jp/map/sizuoka.htm

 また、数年前の'09-08-11の地震で08-12に東名高速道路、静岡県の牧之原サービスエリア近くで路肩の土砂が崩落したり、
 昨今'13-04-30浜松市の茶畑で土砂崩れが発生しています。(原因不明)

 個人的には、地殻の含水量の異変(減少か?)によって地質が流動化しやすくなり、滑りやすくなったためか?と推察されます。(一種のダイラタンシー現象なのだろうか?)
>>詳しく見る
 牧の原、浜松など遠州灘周辺地域は東名走行中に風が強いことは有名ですが、水が蒸発でもし易かったのだろうか???

 また、今回の土砂崩れと豪雨によるのとは一見よく似ていますが、この発生メカニズムは異なるのでは?と想っています。
<浜松市の茶畑で土砂崩れ>

 
引用:msn産経ニュース                   (google画像検索から引用)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/ 
130423/dst13042313120003-n1.htm
                          

 話を戻して、

 今回は、上記の仮説に基づいて、
 大陸内部での大規模地割れ発生地域と海から水の供給がない内陸型の巨大地震の発生地域との関係は?どのようなものか、20世紀以降のさまざまな発生事例を既報および新たな参考情報から引用して調べてみました。
  <巨大地震>(引用:ウィキペディア「地震の年表」http://ja.wikipedia.org/wiki/
%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8
から
M8.0以上抽出)


東アジア・ロシア東部:

1905年
7月8日モンゴル、フブスグル地震- Mw 8.4
7月23日モンゴルで地震 - M 8.0
1950年8月15日 アッサム - チベットで地震 - Mw 8.6、死者4,000人(内陸最大級)。2001年11月14日中国、チベット北部で地震 - Mw 7.8(M 8.1)。

南・中央・西アジア
1905年4月4日 インド北部で地震 - Mw 7.8(Ms 8.0)、死者2万人。
1934年1月15日インド・ネパールで地震 - Mw 8.1Ms 8.3)、死者1万人。
1939年12月26日 トルコ、エルジンジャン地震 - M 8、死者3万3,000人。
1945年11月27日 パキスタン・イランで地震 - M 8、死者4,100人。

内陸型巨大地震なし
日本:              
東南アジア・オセアニア(オーストラリア
ヨーロッパ:
アフリカ:
南北アメリカ

日本も含めて、オーストラリア、アフリカ、ヨーロッパ、南北アメリカ におけるM8以上の内陸部震源の巨大地震はなかったと思われます。巨大地震の発生はインド、トルコ、チベットなどヒマラヤ火山帯(造山帯)周辺のみ(原因は不詳ですが、富士山と同様に雪解けの大量な水が発生してマグマを刺激し易いのだろうか???

 以上の結果から、海からの水の供給の影響が多い海底震源は巨大地震につながる可能性が改めて推察されますが、
 ヒマラヤ造山帯の震源地域のマグマによって地下水が消費された周辺で、加えて、降水量が少なく、ハブーフなど砂嵐が発生しやすい旱魃化した乾燥地域では大規模な地割れが発生し易いのでは?旱魃化した河口湖周辺の滝沢林道同様か???
と推察されます。

 上記の観点で、世界各地で発生したさまざまな地割れ現象を調べました。 

<大規模シンクホール、地割れ>

 参考関連投稿:
地異に及ぼす要因に係る記載(09-14更新 その5:シンクホール(地殻沈没)現象)
(2011-09-01)によれば、

PS:05ー12 
 シンクホール(地殻沈没)は大きな地震が発生していないのに、突如発生する現象ですが、最近、中国などで多発しているようですが、震災後、わが国の浦安地区などで問題となっている液状化現象が原因と言われる地盤沈下とよく似ていると思われます。
以下に、種々の引用文献から関連事例を検索後、抽出して記載しました。

<検索結果のまとめと考察>
 わが国を含めた中国、オーストラリア、米国、中央ヨーロッパなど異常気象の世界のホットスポット」(仮説)の地域で発生しています。浦安地区で発生した地盤沈下現象と個人的には同じメカニズムで発生していると考えています。

関連投稿:突風発生と地磁気異常、環境放射能、地震・地割れとの関連に係る雑感 伊国では同時に嵐と地震が 
(2013-05-10)

  発生要因としては、基本的には既報の異常気象の発生メカニズムの現状考察と同様と考えられます。
 発生メカニズムとして、地盤今まで地殻(地盤)を支えていた土石がシンクホール周辺に観察されないことから、①海、河川に通ずる地下水脈からどこかに移動してなくなった、もしくは②土石の液状化後、土石の沈殿による体積減少と推察されます。

 シンクホールについても、わが国のゲリラ雷雨、土石流、地盤沈下と同様に、発生地域の地質(シリカ系化合物など)の詳細、および、それらの電荷(推定)について検索して整理する必要があると思われます。
 現在問題となっている環境中の残留放射能元素または化合物は当然その地質(電荷)に応じて、土石表面に吸着して、土石を変質させて、液状化(分散、凝集)に影響を与えていると思われます。
 また、土壌中の微生物を殺傷することによって、土壌強度を従来以上に低下させていることにも影響していると思われます。


 大きな内陸型地震が発生していないのに、世界各地で発生しているシンクホール(突然大きな穴が開く地殻沈没、地盤沈下)現象に係る記載を調べた直したところ、

やはり、内陸型の

巨大地震の発生ない地域で大規模な地割れが突如発生しているようです。

引用:In Deep http://oka-jp.seesaa.net/article/212063869.html
シンクホール、すなわち、「突然大きな穴が開く」ことについては、昨年はとても、その事例が多く、特に中国で頻発していたことや、グアテマラの巨大シンクホール、そして、アメリカの広大な範囲に渡っての亀裂などの記事をご紹介したことがあります。・・・
中国の大地に突然開き続ける穴の数は全土で35個に拡大 (2010年06月15日)
下の写真は20104月27日に迎賓市という場所で開いた巨大な穴。

 ・・・オーストラリア東部の海岸に「直径100メートル、深さ 50メートルの穴が突然開いた」というものです。場所は、オーストラリア東部のクィーンズランドのインスキップ・ポイントというビーチ。 

以下、写真の一部は割愛しました。詳しくは引用を。

引用:つながってるこころ2
http://cocorofeel.blog119.fc2.com/
2011.08.30 Tue
シンクホール、陥没

アメリカ
ペンシルバニア州 フォークスタウンシップ

サウスダコタ州 ピエールでは20箇所が陥没

ノースカロライナ州シャーロット

こうやってみるとシンクホールは北米が多いですね。

ヨーロッパ
 

イタリアナポリ

アメリカ
シカゴ
 

引用:老殺し屋 -亀-
http://seiichiro.kameishi.jp/?eid=92

ヨーロッパ
世界中で起きている、巨大穴の実態!
2012年3月。スエーデンの山中に突然開いた、巨大な穴。今も広がっている。

南米
2012年6月1日、南米グアテマラの街中に、突然開いた巨大な穴!」

中国
2012年6月13日。中国四川省。こんな巨大な穴が中国の各地に出現している!

中国湖南省に数百の陥没穴、2012年2月27日。(ポールシフトより資料)

アメリカ
2010年10月。アメリカミシガン州。突然フットボール場が二つ入る範囲で亀裂が広がった

アフリカ
2005年。アファール。エチオピア。500メートルの亀裂が数日で出来、どんどん広がって、今や60キロの長さに進行している



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