水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

大陸からの2.5ミクロン以下の大気中に浮遊する黄砂は何マイクログラム/m3になるのか?

2013-03-11 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-03-11投稿、追加・更新

 大気汚染微粒子は最近特に増加していると言われているようですが、実際問題、目視できるわけでもなく今後どのように汚染が増大しいくのか?気がかりです。
大気上空で浮遊するPM2.5で象徴される大気汚染粒子は風任せで、
いつ、大量にわが国に飛来して来るかもしれません。
 その実態を監視して正確に把握することが重要かと思っています。

既報に引き続いて、黄砂の飛来状況を調べました。

tenki.jp
東海、北陸まで黄砂が飛来 2013年3月9日 10時33分
(一部割愛しました。)

「九州から近畿にかけては、昨日から黄砂が観測されています。
加えて、今朝は東海や北陸まで黄砂が飛来しています。
黄砂は、皆さんご存知かと思いますが、
中国大陸の細かな砂が空高く舞い上げられ、
これが偏西風に乗って運ばれてくるもの。

洗濯物などが汚れるだけでなく、健康被害も。
同時にPM2.5などの大気汚染物質も飛来することが考えられます。
また、今日も関東から西では花粉が大量に飛んでいて、
以下の例にあるとおり、
しばらくは、大量飛散が続く見込みです。
★東京の花粉予想★
   ・・・

黄砂やその他の大気汚染物質によって、
ノドや鼻の粘膜がダメージを受けると、
花粉症の症状がさらに強くでるおそれがあります。

また、これまで花粉症の症状がでたことがないから大丈夫、
と思っている方も、油断はできません。

大量の花粉に、さらに黄砂も加わって、
急に発症することもあり得ます。

お出かけの際は、
花粉症の方も、そうではない方も、
マスクや眼鏡でしっかりと対策した方が良さそうです。」

日本海新聞
黄砂が飛来、終日かすむ PM2・5、花粉も 2013年03月10日
http://www.nnn.co.jp/news/130310/20130310011.html

「日本各地で黄砂が観測された9日、鳥取県内でも終日、黄砂が飛来し、市街地や山並みがかすんで見えた。

 鳥取地方気象台によると、黄砂は8日、偏西風に乗って県内に今年初めて飛来。9日は午前6時に視程(見通しがきく距離)が6キロまで低下するなど10キロ以下の状態が続いた。

 またこの日は、PM2・5の朝の県内測定値が注意情報提供の基準となる環境基準値を前日に続いて上回ったほか、ウエザーニュースによると鳥取、倉吉、米子など県内各地の花粉の飛散量が「非常に多い」状態となった。

 同気象台によると、10日は雨が降り風も南風に変わるため、県内への黄砂の飛来は収まる見込み。

さらに、今日このあと、関東にも黄砂が飛来することが予想されています。」

YAHOOニュース

福岡と長崎で3日連続で黄砂飛来 「PM2.5」も観測 
3月10日(日)18時27分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20130310-00000941-fnn-soci
「福岡県と長崎県で、8日から3日続けて、黄砂の飛来が観測されている。
福岡市と長崎市では、視界が5kmと、ピークとみられていた9日より、さらに見通しが悪い状態となる時間があった。
また、大気汚染の原因物質「PM2.5」も、引き続き観測されている。」

黄砂が飛来するとPM2.5も増加する傾向にあるという。

黄砂の2.5ミクロン以下のものは大気汚染粒子PM2.5の範疇にいれたらと個人的には思っていますが
大陸からの2.5ミクロン以下の大気中に浮遊する黄砂は何マイクログラム/m3になるのか?の情報に関心があります。

さらに、
 
もし有害物質が吸着した黄砂を大気汚染粒子とすれば、目には観えませんが、とてつもない量の汚染量となることが推察されます。また、測定方法の原理について、よく理解しなければなりません。

 雨が降れば視界が良好になるとの予測で一安心ですが、黄砂の大量発生時期が早まった現状。今後とも厳重に監視しないと、大変な事態になる予感がします。

 今後、慢性化すれば、非常事態となる大気汚染微粒子(SPM:サブミリレベル、AM2.5:ミクロンからサブミクロンレベル)、および超微粒子(ナノレベルでいつまでも浮遊)の発生源、発生物質の解析、および発生メカニズムを究明して、対策を講じないと、長い眼で見たCO2、メタンなど温室効果ガス削減による地球温暖化防止、オゾン層破壊ガスなどをはるかに通り越して、近未来に地球環境、ひいては生態系に悪影響を今まで以上に与える可能性は大きいと危惧しています。 PM2.5は今のところ例年並みとも言われていますが、黄砂、PM2.5を含めて高さ3000m位までの存在状態を光学的な解析をベース徹底的に顕微鏡観察による粒子径、形状、複合性および高感度高分解能の分析によって組成解析して、その結果に基づいて、発生源の推定および対処方法などを公開したらと思っています。黄砂の表面には、有害な?微細粒子が電荷的に吸着していると個人的には推察されます。
 私も含めて多くの人が妄想?を起こさないためにも汚染物質の実態(質/量、望ましくは個数)を的確に把握することが、必要かと思われます。

一方、黄砂の発生が少なかったPM2.5に関するひと月前の情報として、

YAHOOニュース
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130218-00000526-san-soci

大気汚染物質PM2・5、中国からの飛来量は平年並み「冷静な対応を」とのことでした。
 
また、正しい情報をさがすブログによれば、

何故、今頃騒ぐのか?PM2.5の測定値は10年前から大して変化していない
中国大気汚染問題 2013年02月10日
http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11467200348.html
(一部割愛しました。)

「今年はマスコミなどで多数取り上げられて騒ぎになっている「大気汚染物質PM2.5」ですが、昔の汚染状態が気になったので調べてみたところ、興味深い事実が判明したのでご紹介します。
以下は、環境省が発表している「微小粒子状物質(PM2.5)測定データ」です。これを見てみると分かるのですが、昔からそこそこのPM2.5が国内で観測されているのです!」

・・・
どう見ても普通に最高値240μg/m3とか書かれています。何年も前からかなりの量が検出されているのに何故今頃騒ぐのでしょうか?私には大変不思議に感じます。
先月下旬に大量の大気汚染物質が中国から日本にやって来ましたが、その時に測定された数値は高い場所でも60~70μg/m3です。上記の240μg/m3や188μg/m3と比べてみると、高いどころか、低い数字なのです。もちろん、だからと言って「中国大気汚染物質が安全」というわけではありません。私が言いたいことは、環境省などの政府機関は何年も前から汚染の実態を把握していたのにも関わらず、今頃になって大々的に取り上げたことが問題であるということなのです。

おそらくは、福島原発事故による放射能問題を覆い隠す目的で中国の大気汚染問題を騒いでいるのだと思いますが、今頃になって騒ぐのならば、今まで放置してきたことの方が大問題であるように私は感じます。
結局のところ、政府やマスコミは人々の健康ではなく、人々をコントロールすることしか考えていないということなのでしょう。
本当に国民の健康を心配しているのならば、もっと昔から今のように騒いでいたはずです。それがなかったということは、今このタイミングでこの出来事が利用されたということです。

このようなことは今までも何度かありましたので私はあまり驚きませんが、国やマスコミを盲信している方がいるのならば、疑う癖をつけるようにしたほうが良いでしょう。彼らは福島原発事故でもそうでしたが、自分たちへの影響が大きなことは決して大きな声を出さないのです。

ですので、政府やマスコミが騒いでいる時はそれに流されずに、その背景や原因を考えてみてください。きっと、意外な発見などがあると思います。・・・」という。

いろいろな考え方があるようです。

 引用ブログのコメント欄に記載されている考え方について一部抽出して、調べました。

13. 反中感情を植え付けたいのでは
おはようございます。中国に対して嫌悪感、憎悪感を我々に植え付けて、日本国内の中国人に八つ当たりするような事件も増やそうとしているかも。大気汚染問題だ 威嚇射撃問題だ、何だかんだ。北朝鮮やロシアからの脅威もいっぱい報道して、日本国民に危機感を抱かせたいんですよ政府は。

で自衛隊の権利と責任を広げる憲法改正をする時に国民から賛成してもらえるよう、今 異常なPR活動なのでは? もちろんこの影で福島原発などの原発で、国民に気づかせたくないことが起こっているんでしょうね。 呆れます18. 異様です
大気汚染もいいですが、福島の事故原発。最近はとんと報道されなくなりましたな。まるで申し合わせたように不気味に沈黙。と言うことは!
 
21. こんにちは
大阪在住ですが 以前に比べ大阪は空気がきれいです

私はケムトレイルばかり観察していますがケムトレイルの散布が前より減ったからです
中国の大気汚染問題を言い出してからケムトレイルの大量散布がまた始まりました
ケムトレイルにはエアロゾルが含まれているから数値が上がってもごまかせるわけです

完全に情報操作だとおもいます
 
23. 国内のタバコ喫煙公害・被害の方が比べものにならないくらい危険(1)
私も何を今さらって、呆れますね。

PM2.5は、例えばタバコ喫煙でも大量に撒き散らされます。そんなことはずっと前からわかっていたのに、日本の政府・行政も、マスコミも自らの既得権益を守るためでしょうが、国民にその現実を教えることも、対策を取ることもせず、長年無視し放置してきました。
それをここに来て、反中国という政治的意図のため、急に大騒ぎを始めています。
呆れるばかりか、怒り心頭です!

遥か数千キロかなたから、それなりに希釈されて到達する中国からの空気よりも(それが全く無害とも言いませんが)、実際国内のあらゆる公共の場所で、例えば屋内の飲食店など公共施設内での、あるいは路上など屋外でのタバコ喫煙で空気中に撒き散らされる大量の濃厚なPM2.5による健康被害の方が、比べものにならないくらい深刻で、大きな被害を出していることは明白なんですが。

福島からの放射能・放射性物質による被害もさることながら、タバコ受動喫煙被害による死者は、国内で少なくとも年間2~3万人に上るとも推定されています。(健康被害の被害者はその何十、何百倍もいるでしょう)現段階で国内最大の環境汚染被害は、このタバコ公害、能動受動双方の喫煙被害であることは確実なんです。
(現在のタバコには、ポロニウム・セシウムなど危険な放射性物質もしっかり含まれています。そのような危険物を、火をつけて所構わず吐煙されたら・・どれだけ危険かわかるでしょう。)
25. 知らさぬがホトケ
空気以上に問題なのが水。
東京湾や霞ヶ浦のホットスポット化が進む。
特に50以上の河川が流入する霞ヶ浦は
茨城県民の水道水にも使われている!
 
26. もう1つの狙い
中国の大気汚染を騒ぐもう1つの狙い。
それは恐らく西日本への避難を減らすことではないかなと思います。
東日本大震災以降千葉県や福島県は人口が減り続けています。また地震も頻繁に起きています。
しかし西日本が危険だと言われたらどうでしょう? 避難や引っ越しを見合わせる人も出るでしょう。

29. 例年以上に・・・
福岡に住んでいますが、今年は例年以上に最悪でした。
もともと花粉症ですので、反応しやすい体質かと思いますが、発熱・咳・鼻水が。
インフル程度では仕事は休みませんが、今回は3日寝込みました。数値的量は同じでも、ヤバい成分が増えてきてるのかも?
メイドイン・チャイナの有害汚染

31. 今さらですね
昨年秋、北九州市の焼却が始まってから呼吸器や目、肌など刺激を感じて不調です。まわりにも同じような人がたくさんいます。

PM2.5という言葉ががれき焼却で注目されだしたら、大阪のがれき焼却開始に合わせて中国からの汚染を報道するので、ずいぶん良いタイミングだなあと思いました。
私も何年も前からエアロゾル予報を見てます。 中国のも、なんとかしてほしいですね。

33. みなさん、冷静になってください
素通りできなかったので、初めて書き込みさせていただきます。

過去のデータを分析されたりして、すごいなぁと素直に感心いたしますが、根本的なところで間違ってますよ。


>今頃になって大々的に取り上げたことが問題であるということ

→どう考えても、当の中国が騒いだからでしょう?中国自身が、外出を控えるようにと市民に対して言い出すくらい、大気汚染が深刻であると。日本のマスコミはそれに連動しているに過ぎません。


34. 瓦礫は知っていましたが

 工場からの煤煙、車の排ガスはもちろん、いまの季節は暖房用に燃やす石炭から出るガスも加わる。中国では、いまも暖房のメインは石炭なのだ。
「今回、大気汚染が深刻化したのは、これに天候条件も加わったためです。このところ晴天が続いたことで放射冷却現象が起き、北京など主要都市部周辺の地表近くの高湿度の空気がほとんど動かず、汚染物質が濃縮されたんでしょう」(気象予報士)

粒子状物質はまさに"猛毒"そのものなのだが、大気に含まれる汚染物質は、これだけに留まらない。
「工場の煤煙、車の排ガスの中には一酸化炭素、二酸化硫黄、窒素酸化物などの有害物質も含まれています。たとえば、窒素酸化物は気道周辺を敏感にし、結果、喘息や花粉症を引き起こすとされます」(前同)

そうした結果、北京、上海、広州、西安の4都市だけで昨年、約8600人が死亡したと、北京大学などが調査結果を出したことがある。

さらに、大気汚染物質が既存の病気のリスクを高めた結果、中国の主要都市部では「年間30万人前後が死亡。約60万人が呼吸器系疾患で入院、25万人以上が慢性気管支炎になっている」と、中国広東省の週刊新聞『南方週末』は報じた。

年間30万人が死亡――信じがたい数字だが、そのすべてが大気汚染が直接原因ではないだろうが、それでも、前出・浜田氏はこう見る。
「日本でも高度経済成長期、やはり大気汚染をはじめとする公害が問題になりましたが、ほどなく法律で規制されました。ですが、中国では、いまだに本気で規制する動きがない。やはり、一党独裁の中国は強権的で、国民の人権は軽いといわざるを得ません。それに、私はもっと驚くべき話を聞いています。北京市内だけで毎年、夥しい数の障害を持った子供が生まれているというんです。むろん、中国政府は公表していませんが。水や食料のひどさもそうでしょうが、大気汚染も原因の一つではないかといわれているんです」

週刊大衆2月11日号 より

瓦礫の焼却はセシウムやヨウ素と同じくらいストロンチウムも広範囲にばら撒いていますね。

 

37. 中国由来が危険とか?

PM2.5の成分も重要な要素なんじゃないの?

単なる煤煙から硫酸塩までいろいろあるわけで。
十把一絡げにPM2.5の量がどうのというのではなく、中国から飛来するものに限っては特に注意が必要だと思われ。

42. 確かに
東電福一が全く収束しないまま、2年も過ぎていないが、チェルノブイリでも、ウクライナでも、ベルラーシでも、2~3年が過ぎた頃から、皆が「大したことないじゃん!」とロシア語でつぶやきながら、安心し、忘れていった…。
しかし、3年が過ぎた頃から病気で倒れる人間が増えはじめ、4年めに入ると、バタバタと人間が死にはじめた。
確かに年平均よね。数十年いや数百年単位だわな。これからだよな。これから。よかったか。

43. 大阪
全国ネットの番組で「大阪の数値が基準値超え」とやってましたが、中国由来のものならなぜ大阪だけなんでしょうか? 黄砂と同じく南の方が数値が上がるのではないのでしょうか?
大阪の瓦礫試験焼却の日もPM2.5が異常にあがっていましたし、やはり瓦礫焼却によるものと考えた方が妥当ではないですか?

45. 無題
今年になって急に言い出したのは、中国人が騒ぎ出したからでしょう。アレルギー症状が出るにはしばらくの期間アレルゲン物質に暴露されるひつようがありますが今年になって患者が急増したのではないでしょうか?

今のマスコミは自分たちで調べようとせず尻馬に乗るようなあおり記事しか書けません。
中国で話題になったのでやっと気が付いただけでは?

 58. 計測の仕方の違いでは?

 初めて投稿いたします。

主様は情報操作をするマスコミと同じで、ご自身に都合の良い数値を持ってきているに過ぎないのではありませんか?

主様がご提示された環境省の「微小粒子状物質(PM2.5)測定データについて」を拝見したところ、平成14年度では、測定の仕方に「β線」と「TEOM」の2種類があります。
それで主様はあえて数字の大きい「β線」の方を提示しておられます。これは情報の隠蔽ではないでしょうか?

現在では、「TEOM」の方が主流です。
(「微小粒子状物質(PM2.5)自動測定器 整備経過」 http://www.env.go.jp/air/osen/pm/monitoring/equipment.pdf 参照)
私は素人なので詳しいことはわかりませんが、
「自動測定機による微小粒子状物質(PM2.5)
質量濃度測定方法暫定マニュアル(改定版)
解説」
(http://www.env.go.jp/air/report/h19-03/manual/m02.pdf#search='pm2.5+TEOM+%CE%B2%E7%B7%9A')
によると、測定方法の違いにより、「β線」の方が大きな数値が出る傾向があるそうです。

つまり、在使用されている「TEOM」による数値の比較をしていない点で、主様がご提示された表は全くの無意味です。またそれだけではなく、意図的に情報を隠すことにより、閲覧者を一定の方向へと誘導しています。
このようなことは、ご自身で批判されているマスコミの手法と何ら変わりません。

主様の環境などへの関心の高さには頭が下がりますが、上記のようなことは信用をなくすこととなりますので、正確な情報に基づいてくださいますようお願いいたします。

(転載終了)




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