山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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中国・雲南省の旅(その19)

2011-06-16 | 海外の旅
梅里雪山(1)

展望台から梅里雪山(バイリセツザン/メイリーシュエシャン)が
見えてきました。
正面奥に見える白い建物が宿泊するホテルです。
梅里雪山は雲南省とチベット自治区の境にそびえる長さ30キロの
山群の総称です。


梅里雪山(2)

少し右に振ってみます。
大きな氷河がみえます。
山頂はまだ雲の中です。


メツモ(1)

一番左に見える山です。
少し頂上が見えてきました。

カワカブ(1)

この氷河の上に大きな山があるハズです。
カワカブは梅里雪山の主峰です。
標高6740m、カワカブとはチベット語で
「白い雪」という意味だそうです。

展望台

展望台はこんな感じです。
ここで雲がとれるのを待ちました。

メツモ(2)

メツモがついに姿を現しました。
カワカブの后といわれています。
漢語名では神女峰と書きます。
標高6054mの処女峰です。

カワカブ(2)

左の山がプジョン・ソンジェウーショ、漢語名では巴鳥八蒙・・・
標高6000m、カワカブとメツモの間に生まれた
子供だそうです。
カワカブはまだ雲に隠れたままです。

13個のチョルテン

ここの展望台には13個のチョルテンがあります。
梅里雪山には13の大きな峰があるので、それに因んで
建てられたようです。


3つのチョルテン

梅里雪山に向かって3つのチョルテンがあります。
チベット族はここで山に向かってお祈りをします。

タルシン

タルシンとタルチョが風に触れています。
世界平和を願って有り難いお経が流れているそうです。

カワカブ(3)

ついにカワカブが姿を現しました。
大きな氷河が見えます。
1991年1月3日、日中合同登山隊がこの山を目指しました。
C3(標高5100m)あたりで雪崩に遭遇し、17名が遭難しました。
その時の日本の登山隊が京都大学の山岳部でした。
日本の海外登山史上最悪の遭難といわれています。

メツモ(3)

メツモもハッキリ見えてきました。
さすが女王の貫禄があります。

夕日(1)

宿泊場所の飛来寺のホテルに入りました。
時間は18時40分、この日の移動時間は12時間40分でした。
ホテルの屋上から夕日を眺めました。
時間は午後7時過ぎです。

夕日(2)

少しずつ太陽が沈んで行きます。
左の大きな山はマーピン・ジャラウンドゥイ(標高6200m)です。
カワカブの護衛将軍と呼ばれています。

カワカブとマービン

太陽が沈んだあとのようすです。
気温がぐんぐん下がってきます。
左がカワカブ、右がマーピンです。

全 体

もう少し引いてみました。
左からメツモ、ジャワリンガ(標高5470m)、プジョン、
カワカブです。
ジャワリンガはその姿から五冠神山と呼ばれています。

カワカブの勇姿

最後にカワカブの勇姿です。
このホテルの建っている場所は標高3500mです。
気温は5℃以下に下がってきました。
翌日を期待して部屋に引き上げました。