杉林の尾根道が続きます。
時々涼しい風が吹いてきます。
今ならまだ歩けますが、夏は暑くてダメでしょうね。
この日は曇り空であまり汗もかきませんでした。
しばらく行くと、大きな倒木がありました。
シロっぽいキノコがたくさん出ていました。
触ってみるとかなり硬いキノコでした。
後で調べたら、「マツオウジ」というキノコのようです。
食べられるそうですが、とるのは写真だけにしておきました。
松ノ木に生えるそうです。
「リョウブ」といいます。
春先に白い小さな花をたくさん咲かせます。
若い葉っぱは食用になるそうです。
昔、飢餓に備えて収穫を「法令」で定めたそうです。
それで漢字では「令法(リョウブ)」と書きます。
肌がスベスベしていてサルスベリに似ています。
秋の紅葉もきれいな木です。
岩場に出てから目立つ葉っぱがありました。
どうも見たことがある葉っぱです。
「イワウチワ」でした。
右に花が終わった後の穂が見えます。
4月中旬にこの花に会いたくて、奥多摩に行きました。
ヒカゲツツジと共に咲いていてくれました。
ピンク色のレースがきれいな花でした。
新しく会える場所ができました。
おもしろい形をしたものが落ちていました。
イタヤカエデのタネのようです。
本来は黄色くなってから、ヒラヒラと風に舞って落ちてきます。
風が強い日があったようで、青いうちに落ちてしまいました。
一般にモミジやカエデの仲間はタネがプロペラ状になる
ものが多いようです。
より遠くにタネを飛ばそうとする智恵のようです。
モミジガサです。
若葉は山菜として重宝します。
天ぷら、おひたし、何でもござれです。
これもたくさんありました。
ここまで約1時間半くらいです。
これだけ採りにくるのはたいへんだと思いました。