山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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鹿沢高原(その2)

2008-06-04 | 群馬の山

カラマツの新芽です。
やっと春を迎えました。
植物の遺伝子は立派なもので誰が教える訳でもないのに
春が来ればこのように目覚めます。
春がくると逆に眠くなるのは誰でしょう。




登山道の途中にシャクナゲが群生していました。
蕾は少なかったので、今年は休憩かも知れません。
葉っぱの形からアズマシャクナゲのようです。
アズマシャクナゲは淡いピンクの花を咲かせます。
毎年は咲かず3~5年に一度たくさん花をつけるようです。
奥秩父の十文字峠で山全体がピンクに染まっている姿をみたことが
ありますが、なかなか圧巻でした。




ガンコウランです。
岩場にしがみついていますが、これでも立派な木の仲間です。
花は梅雨時期に咲きますが、小さな花で目立ちません。
秋に黒い実がなります。
甘酸っぱくて美味しい実です。
ジャムにしてもいいです。
雌雄異株なので実がなる株は少ないようです。





最後の登りです。
ここを登れば頂上がみえます。
先頭はもう着いているのではないでしょうか。
曇り空でしたが、風がなくそれほど寒くはありませんでした。
登山口を出てから約40分くらいでした。





頂上にでる手前で東南の方向を眺めました。
白くみえるのは「高峰スキー場」です。
その上に黒斑山、その奥に浅間山がみえます。
もう少し晴れていればハッキリみえるのですが、
これで我慢しましょう。




頂上から北西の方向の眺めです。
手前の丸い山は湯の丸山、その奥のピラミッドが烏帽子岳です。
烏帽子(えぼし)の登りはかなりガレていてたいへんでした。
やはり今頃登ったのですが、カラマツがもう少し芽吹いていて
きれいでした。
遠くからでもよく目立つ姿の山ですね。
烏帽子の名前はこの姿からついたようです。