山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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箱根・明神岳(その1)

2008-06-19 | 箱根
14日~15日と箱根に行ってきました。
初日は明神岳登山です。



小田急線の新松田駅が集合場所です。
我が家からは電車で2時間以上かかります。
メンバーは女性3名、男性5名の合計8名です。
タクシー2台に分乗して導了尊に向かいました。
大きなお寺です。
カラス天狗に見送られて出発しました。



広場にたくさんの鉄の下駄が奉納されていました。
いろんな大きさがあります。
足腰の祈願だけでなく会社繁栄も祈願しているようでした。
左の大きな下駄などはどうやって運んだのでしょう。
「和合の下駄」と書いてありました。



最後の山門を入ります。
ここの石段は200段以上ありました。
登り切ったところに「奥の院」があります。
今回のコースは通常歩くコースと尾根一つ外れています。
地図では点線になっています。
何回か明神岳には登っていますが、このコースは初めてのようでした。




奥の院の左側に登山道がありました。
ここから先はまた誰にも会わないようです。
出発してから約30分です。
両側にはアジサイがありますが、まだ咲いていません。
麓では「アジサイ祭り」をやっていました。
やはり標高が高いせいでしょうか。




天気はまずまずでした。
しばらくはこのような「ヤブ漕ぎ」が続きます。
梅雨になると草も元気になるようです。
緑が鮮やかでした。



モミジイチゴ(実)

前のほうで歓声が上がっています。
行ってみるとイチゴがたくさんありました。
黄色いので「キイチゴ」と呼んでいますが、正式には「モミジイチゴ」です。
葉っぱがモミジの葉っぱに似ています。
春先に白い花を下向きにつけます。
食べると甘いので、登山道脇のものはすべて採られていました。
トゲが鋭いので気をつけないと腕が傷だらけになります。
かなりたくさんありました。




やっと登山道らしきところにでました。
しばらくはなだらかな登りが続きます。
このあたりの杉もよく手入れされているようでした。
新鮮な空気を吸ってのんびり歩きです。
目立った花はありませんでした。



◎付 録
サンザシ(花)

別のところのデータです。
サンザシの花が残っていました。
季節的には春先に咲く花です。
多少、面影を残していました。


サンザシ(実)

すぐ横には実がなっていました。
もう少しすると赤くなります。
サンザシの実は薬用としても使われています。
乾燥させて直接食べることもできます。
それほど大きな実ではありません。



ホザキシモツケ

シモツケの仲間で「ホザキシモツケ」といいます。
シモツケは小さい花を平面的に咲かせますが、これは穂状に
咲かせます。
あまり見かけませんが、たまに公園などにあります。
これもそろそろ終わりのようでした。