山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

鹿沢高原(その1)

2008-06-03 | 群馬の山

山の会の総会で「鹿沢高原(かざわこうげん)」に行ってきました。
長野新幹線の上田駅が集合場所です。
参加者は総勢30名。年に一度の行事です。
上田駅からは迎えのバスで篭ノ塔山登山口に向かいます。
途中から林道に入りましたが、道の両側はカラマツの芽吹きが
きれいでした。





鹿沢高原は群馬県嬬恋(つまこい)村にあります。
嬬恋村は高原キャベツが取れるところで有名です。
バスはどんどん登って行きます。
このあたりはまだまだ新緑が始まったばかりのようでした。





上田駅から約1時間で池の平駐車場に着きました。
ここから東篭の塔山に登ります。
約1時間くらいでしょうか。
天気はまずまずでした。
平地より約1ヶ月遅いような感じでした。




早速、小さな妖精が出迎えてくれました。
「ヒメイチゲ」です。
背丈は10cmくらい、花の大きさは5~7mくらいでしょうか。
道の脇にポツンと咲いていました。





ヒメイチゲは名前の通り、小さい一華(いちげ)です。
なかなか咲いているところを見ることができません。
昨年は上高地で会いました。
明るくならないと花が開いてくれません。
気まぐれな花です。





登山道は両側がビッシリと熊笹に覆われていました。
まだまだ冬枯れの様相です。
シラビソやカラマツが多いところでした。
標高は1800mくらいでしょうか。
曇ってはいましたが、風がないので寒くはありませんでした。





だいぶ登ってきたところで振り返って見ました。
中央に小さく駐車場がみえます。
あそこから登ってきました。
ここは長野県と群馬県の県境にあたります。
右側が群馬県、左側が長野県です。
駐車場の奥に見えるところは池の平湿原です。
この山を登って降りたら、そちらにも周ります。
もうすぐ頂上です。

昨日、関東甲信、東海、近畿が梅雨入りしたそうです。例年より相当早いようです。
今朝も冷たい雨が降っています。しばらくは我慢の日が続きそうです。