山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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勝沼ぶどう郷ウオーク(その1)

2008-06-08 | 日常の出来事
山梨県の勝沼周辺を歩いてきました。
5月中旬の頃です。


スタートは中央線「勝沼ぶどう郷駅」です。
昔は「勝沼」という駅名でしたが、ぶどうの産地ということで「ぶどう郷」
が追加されました。
駅舎も随分立派になっていました。




駅前に電気機関車が展示されていました。
「EF64-18」といって、昭和41年に製造され平成17年に引退するまで
中央線や青梅線、南武線、篠ノ井線などで活躍したそうです。
平成18年11月からここに展示されています。



しばらく歩くとトンネルがありました。
「大日影トンネル」です。
左に中央線のトンネルができたので、現在は廃線になっています。
内部はきれいに整備されていて歩けました。




「大日影トンネル遊歩道」の看板が掲げられています。
噂には聞いていましたが、実際に歩くのは初めてでした。
この日はJR東日本のイベントがあり、たくさんの人が歩いていました。
これから中に入って見ます。




内部には証明が設置されていて両側はアスファルトで固められていました。
線路はそのままのようです。
トンネル内はレンガが積まれていました。
このトンネルは明治30年(1897)に起工され、明治36年(1903)に
開通されたそうです。
蒸気機関車が走っていましたが、昭和6年(1931)に電化され昭和43年
(1968)に複線化に伴って下り専用トンネルとなりました。
その後、新トンネルができると同時に平成9年に廃線になり、そのままになって
いたのを旧勝沼町がJRから無償で譲り受け、平成19年3月に遊歩道として
一般公開しています。



レンガは近くの工場で造られたようですが、積み方は英国人の技師の指導のもとに
建設されたため、一段毎に縦と横を交互に使う英国式になっているそうです。
ところどころにこのような「塩」が噴出しているところがありました。
もっと上のほうには蒸気機関車の煤が真っ黒についているところもありました。





トンネルの長さは約1400mです。
ゆっくり歩いても10分くらいで抜けられます。
少し登り勾配になっていました。



トンネルの出口です。
レンガの積み方が独特の形をしています。
このトンネルの通行時間は9:00~15:00までです。
年末年始を除いて毎日通行できます。
通行料は無料でした。