以下、メモ。
茶道具が与える独自の美の印象を文字に置き換えた「銘」。
本日の展示品の中で、実にユニークだったのが、
灰器 銘 大笑(おおわらい) 楽長次郎作 桃山時代(16世紀)
大きな立派な灰器であったが、しかも、楽長次郎と言えば、楽焼の元祖である。
由緒あるその茶道具に、ちゃめっ気あふれる「大笑」という銘が付いているのが面白い! (理由も面白い!)
又、数ある展示品、すべて、的確に覚えるのは無理なので、今回、特に、注目してメモを取ったのは、
*共筒茶杓 銘 水の江 小堀遠州作
江戸時代(17世紀)
*共筒茶杓 銘 海士小舟(あまのおぶね) 小堀遠州 作 江戸時代(17世紀)
茶杓の「節」上中央部分に、縦に
線が入っている、又、節下にも濃い景色があり、今まで見たことのない、めずらしい茶杓であった
非常に個性的
*共筒茶杓 銘 千鳥 益田鈍翁作
昭和時代(20世紀)
遠州作のそれと比べると、没個性だが、自然で清らかな静けさを漂わせており、誠に良い
私は、こちらの方が好きである
*古瀬戸茶入 銘 蛍 室町時代(16世紀)
小堀家・溝口家伝来
箱書 小堀遠州
仕覆 白金地牡丹唐草文金襴
白紬地蓮花文金襴
*花入3種
手付籠花入 (江戸時代17-18世紀)
瓢花入 銘 木菟(みみずく) 千道安 作
なた籠花入(展示会場内茶室)
まっ、要するに、茶杓と花入が好きでして、、
*茶券を買って、茶室で、薄茶を頂いた
茶碗は、彫三島茶碗、三代目 清水比呂志 作
干菓子は、鶴屋吉信
銘は、嵯峨野、明月