畠山記念館で、小堀遠州の茶杓を2本見た。
遠州は、茶の湯の三巨人の一人として、あまりに有名。 (他の二人は、千利休と古田織部)
そして、漫画「へうげもの」(山田芳裕、講談社)の登場人物の一人である。
その「へうげもの」では、作庭家、建築家としての遠州が強調されており、(漫画ですからね)
「遠州と茶杓」については描かれている場面がなかったような、、、(私、14巻まで読みました)
だから、畠山記念館で、ガラス越しであれ、彼の実物の茶杓を見る事が出来たのは良かった‼
そして、茶杓のそばに置かれてあった解説:
小堀遠州は、竹の選定にこだわり、美しい班や色模様の出た、景色に富んだ竹を用いた
銘も和歌を引用した「歌銘」という形式を作りだした
古歌に因んだ銘を付け、筒に和歌を認めている
上の写真右、 銘 海士小舟(あまのおぶね)は、「金槐和歌集」巻下より
世の中はつねにもかも渚こく
あまのを舟のつなてかなしも
という歌が読めました
それにしても、特徴のある茶杓ですよね。
節上部分は、直線状に、力強い縦線が入っている、、 好きか嫌いかは、各個人の好み。。