彦四郎の中国生活

中国滞在記

在福建省福州市外国人教員研修会❸―福州計画館、福州外事弁公室職員との昼食会

2019-04-11 07:47:04 | 滞在記

 茉莉花茶文創園での見学を終えて、次に向かったのは「福州計画館」。ここはどんなところなんだろうか?と思いながらバスに乗りながら考えていた。福州計画館に入って行くと、福州の街の様子を「漆画」にした巨大な壁画が掲示されていた。なかなか素晴らしい漆画だ。漆画はここ福州では盛んなようで、閩江大学構内にも「漆画研究所」が置かれている。

 漆画の前の床には、茉莉花(ジャスミン花)の大きな漆画が描かれている。

 この福州計画館は、福州の歴史や現在を、大型の展示物を使って紹介している施設のようだ。かっての福州城の城門や楼閣、城壁などが描かれている絵図も掲示されていた。原始時代の福州の人類文化(曇石山文化)も説明されていた。

 明時代や清時代の福州の町並みを再現した絵画の大型展示もなかなかよかった。

 福州市全体のパノラマを表した超大型ジオラマ模型を1階に展示したものを2階が見るものがあり、一目で福州の俯瞰ができる。福建省の省都である福州市は人口が約700万人。面積は日本の大阪府と京都府南部を合わせたぐらい。福州地区(市の中心地)や福清地区や長楽地区などがある。特に福清地区は1980年代から多くの人が台湾や沖縄を経由して日本本土に働きに行った人が多い。東京の上野の歓楽街などに行くと、ここの出身者という人が少なからずいる。

 午後12時になり、福州計画館から近いホテルにて、福州外事弁公室の職員たちも合流して、3つのテーブルにて食事会が行われた。私の隣の席の姚さんは、この日は通訳者として仕事で来ていた人だった。福建省の出身で、名門「厦門(あもい)大学」の日本語学科を卒業後、厦門大学大学院にすすみ、日本の広島大学にも留学したことのある才媛だった。閩江大学日本語学科の張先生とは、大学時代には寮のルームメートだったとのこと。

 午後1時半には研修会は散会となり、私は同僚の小原さんと、市営バスに乗り それぞれのアパート方面に向かった。