彦四郎の中国生活

中国滞在記

日本に関心がある人たちが集う「日本倶楽部」 於:福州市

2017-04-18 11:35:02 | 滞在記

 4月中旬になり、アパートの窓から見える福建師範大学構内の山も、ぼちぼちと新緑の木々の若葉が出始めた。遠めから見たら、ちょっと桜のように見えなくもない桐の木が3本。薄い紫色の花が満開となっている。4月10日ころから気温が30度を少し超える日々が数日続いている。「福州晩報」という地元の新聞にも、いよいよ30度を超えたとの記事が掲載されていた。

 4月に入り、大学に通勤する43番バスの乗ると「遠くに黄色く色付いた紅葉」を毎日眺めることができた。春に紅葉し落葉、そして2週間ほどで新しく芽吹きが始まり、さらに2週間ほどで若葉を出し始めるという樹木がこの亜熱帯地方ではよく見られる。だから、「きれいな紅葉の小さな森があるなあ」とずっと思っていた。4月13日の夕方、この森の近くで途中下車し、行ってみた。それは、紅葉ではなくて「黄色い花」をつける樹木だった。

 4月8日(日)、福建師範大学大学院生の康さんに勧められて、一緒に待ち合わせをして「日本倶楽部」というものに行ってみた。アパート近くのバス停から20分間ほどで、「万達(ワンダ)広場」という商業施設前に到着。中国の「万達集団」という企業グループが経営し全国展開をしている商業施設だ。日本でいえば「イオングループ」のような存在だろうか。この施設の周りには、たくさんの店ができている。新しいその商店街に日本式料理店があった。ここが、今日の日本倶楽部のメンバーが集まる場所だという。

 この日集まったのは10人。私以外は全員20代〜30才前半ぐらいまでの若い人たち。福州にある「桜日本語学校」で講師をしている日本人の磯部さん(30才くらいかな)[写真、一番左]の呼びかけで集まった中国の若い人たちだった。独学で勉強した人や日本語学校で日本語を勉強した人もいれば、大学で日本語を勉強している学生もいる。日本に興味・関心がある中国人が、いろいろな人の口コミで集まってきていた。ビールや日本酒やジュースを飲みながら乾杯をして、話がはずんだ。中国人8人のうち、6人はすでに就職していて、2人は現在 学生だった。

 大学からの仕事の帰り、アパートの近くの移動販売の小さな車でタケノコを買った。スーパーなどで買うより新鮮でやわらかい。小さいタケノコを一つ買った。(3元・約45円)   5m先にも 女性が道端にタケノコを広げ販売していた。他に、サツマイモを売る車や枇杷を売る車などが並んでいた。

 この界隈には食堂が十数軒並んでいるが、食堂に雇われた出前専門員たちがいる店もある。バイクで食堂に注文が入った品を運ぶ。ある食堂は、3人もの配達専門員がいる。小さな食堂なのだが、注文がけっこう入るのだろう。配達員は学生のアルバイトではなく これを仕事としている20代〜30代の人たちだ。

 4月13日の夜、仕事やパソコンをする机の椅子が 座っていたら突然 バキ ボキ バキ ドンという感じて壊れてしまった。仰向けに倒れ込んでしまった。5本の足のうち3本が折れていた。この机は、2016年の8月下旬にこここに入居して、机はあるのだが椅子がないので、ここの大家である不動産店の店長に「椅子を配備してほしい」と依頼した時に持ってきたものだった。あまりのボロさに「よくこんなものをもってくるな」と思いながら使い続けていたが、ついに突然壊れた。

 4月15日(土)、午後の便で日本に一時帰国。夕方6時半ころに関西国際空港に到着した。10日間余り滞在し、いろいろな用事をすませ、25日の夕方に中国に再び戻る予定。