長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

文人

2007-07-03 06:46:50 | Weblog
日曜日まで、炎色野で作陶展をやっていた升さんが、久しぶり
に遊びにきた。「おつかれさん」よろしく、反省会とも、品評会とも
いえぬいつもの「文人談義」をした。

「ものをつくる」人間として幸せなこと。

「毎日一生懸命にものをつくっていると、ときどき、自分以外の他人
みたいものが、体に乗り移ってくるときがある。神・・・といっても
いいかもしれないが・・。その時に自分は、この自分というのりもの(肉体)
にのって、この世で、生かされている、仕事をさせてもらっている、という
幸福感に満たされる」みたいな話だった。ひとつごとで、極めていく人間たちに
共通する体験。

もちろん、いつもこんなまじめな話ばかりでない。
朝から話せないような、エログロな話なんかをしながら、
少し濃いめのモカを飲んだりしている。

お茶を飲むにいい時・・・
いい音楽や、自然や、芸術にふれる時。
でもやっぱり、趣味やこころざしをおなじくする友と飲むのがいい。

この世の中では、自然や芸術が最高のもので、最高の芸術が「人間」
だと思う。