MITIS 水野通訳翻訳研究所ブログ

Mizuno Institute for Interpreting and Translation Studies

お知らせ

来月からこのサイトをMITIS(水野通訳翻訳研究所)ブログに変更します。研究所の活動内容は、研究会開催、公開講演会等の開催、出版活動(年報やOccasional Papers等)を予定しています。研究所のウェブサイトは別になります。詳しくは徐々にお知らせしていきます。

『同時通訳の理論:認知的制約と訳出方略』(朝日出版社)。詳しくはこちらをごらん下さい。

『日本の翻訳論』(法政大学出版局)。詳しくはこちらをごらん下さい。

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押し詰まりまして

2006年12月26日 | 翻訳研究

論文集を入稿し、大学の授業もようやく終り。あとは修士論文の大詰めの指導を残すだけとなった。この間、『通訳研究』6号の発送作業もやったのだった。(部数不足でまだ終わっていません。あとは来年になります。)

翻訳関連の資料を少しずつ集めている。以下は最近入手したもの。
『書物展望』6巻4号(昭和11年)。これは「特輯・飜譯文學の展望」と題して、30人以上の翻訳に関連したエッセイを収めている。片々たるものも多い。
『理想』昭和12年8月号。「飜譯の問題」特輯。詩、聖書、資本論の翻訳の問題など。
『新潮』昭和15年8月号。「飜譯文學の諸問題」特輯で、10人のエッセイを収録。ちょうどパリ陥落の直後で、それについてのアンケートも載っている。
『飜譯論 澤村寅二郎・譯詩論 山宮允』(昭和9年)。これは「英語英文学講座」の1冊。内容は割といいものだ。この講座にはあと2冊翻訳論がある。
『言語生活』昭和26年11月号。「翻訳について」という座談会(河盛好蔵・西川正身・竹内好・高橋義孝)の他2編。
変わっているのが『季刊 悠久』87号(平成13年)「開国期の翻訳」特集号。発行は鶴岡八幡宮である。内容は、翻訳(柳父章)・誤訳の歴史(倉島節尚)・「God」と「神」(平川祐弘)・「宗教」と「Religion」(島薗進)・近代技術の導入と翻訳語(中山緑朗)・蘭語の時代 阿蘭陀通詞(原田博二)・蘭語の時代 医学書の翻訳事情(石田純郎)。
最後のものを除けば、古いものなのでそれなりの値段になるが、図書館にないものも多いので揃えておきたい。