MITIS 水野通訳翻訳研究所ブログ

Mizuno Institute for Interpreting and Translation Studies

お知らせ

来月からこのサイトをMITIS(水野通訳翻訳研究所)ブログに変更します。研究所の活動内容は、研究会開催、公開講演会等の開催、出版活動(年報やOccasional Papers等)を予定しています。研究所のウェブサイトは別になります。詳しくは徐々にお知らせしていきます。

『同時通訳の理論:認知的制約と訳出方略』(朝日出版社)。詳しくはこちらをごらん下さい。

『日本の翻訳論』(法政大学出版局)。詳しくはこちらをごらん下さい。

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公開講演会予告など

2006年11月23日 | 通訳研究

東京も木々の葉が色づき始めました。年明けになりますが立教大学公開講演会の予告です。
第10回「多言語社会における通訳者の役割」
日時:2007年1月13日(土)16:30 - 18:00
会場:立教大学池袋キャンパス8号館8101教室
講師:クラウディア・アンジェレリ氏(サンディエゴ州立大学準教授)
共催:日本通訳学会

第11回「アメリカ外交における通訳」
日時:2007年2月16日(金)18:30 - 20:00
会場:立教大学池袋キャンパス8号館8101教室
講師:ディビッド・ソーヤー氏(米国国務省通訳官)
共催:東京外国語大学・日本通訳学会
*いずれも入場無料 事前登録不要です。

修士論文指導に加え、1年次生の構想発表のための相談、翻訳研究分科会の出す論文集の編集と執筆で忙しい日々が続く。さらに予備審査に提出された、主査として読まなければならない論文が2編。毎年こんなに忙しかったかな?(蓄積しない自分が悪いのではあるが。)しかしまあ、論文もようやく目処がついた。最後に鴎外のところで手間取ってしまった。鴎外研究は人数も多いはずなのにあの全集の現状は何とかならないのだろうか。論文と言えば、今年初めに書いたTTRの論文の査読結果が今頃戻ってきた。(査読するんですね。)しかも3通。まあワンダフルだからいいんですけど、少しは手直しが必要だし面倒この上ない。だいいちもうこの論文に対する愛情はなくなっているし、それを土台にして分量も倍以上の(自分としては―あくまでも自分としてはですが―はるかにいい内容の)論文をずっと書いていたのだった。この論文書きのプロセスは面白かった。というか、楽しいのは書いているときだけなのかもしれない。さあ次のネタを探さないといけない。

小坂貴志さんからまた本をいただいた。小坂貴志/ジョン・ワンダリー『ビジネスで使える英語の1分間スピーチ』(研究社)CDつき。
実にprolificという言葉がぴったりだ。Amazonのレビューでは「骨のある、タフな教材」という5つ星評価だ。構想を立てて、英文を書いて、和訳をつけて、録音してと、気が遠くなりそうな作業だろうに。去年から立教の経営学部の教員になったのに、どうやって時間を捻出しているのだろうか。