多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

ブラジル人はよく笑う… /滋賀

2009-02-05 22:24:59 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【滋賀】から転載)
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コンパス:ブラジル人はよく笑う… /滋賀

 ブラジル人はよく笑う。初対面でも、目が合えばほほ笑み返すし、10分も話せば別れ際にハグ(抱擁)してくれる。人と話すことが大好きで、人懐っこい人が多い。取材で知り合ったブラジル人の家庭を訪ねた時には、食べきれないほどの手料理で迎えてくれた。

 そんな彼らが今、取材でカメラを向けると、「名前と顔はダメ」と困ったように首を横に振る。日系ブラジル人を中心に県内の外国人の多くは製造業の工場などで働く非正規労働者だ。昨年秋以降、大不況の影響で次々と解雇され、労働組合に入って「不当解雇だ」と訴える人も少なくない。

 有給休暇はゼロ、雇用保険にも未加入で働かされた末に、突然の解雇では、納得いかないのは当然だ。一方、「(組合)活動する人と知られると、次の職に就けない」との不安も抱える。陽気な彼らが名前や顔を伏せるのは、日本で働き続けたいから。胸が痛む。【近藤希実】

毎日新聞 2009年2月5日 地方版

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