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就職や生活のため、外国人のベトナム語学習が増加

2009-02-05 00:51:05 | 多文化共生
(以下、HOTNAMI NEWSから転載)
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就職や生活のため、外国人のベトナム語学習が増加

 外国人向けのベトナム語講座は、ベトナム国内のみならず世界各国で開設が増えつつある。

 ホーチミン市人文社会科学大学のベトナム学科では現在、正規にベトナム語を学ぶ外国人が150人いる。非正規講座では、この数字は600人に上る。毎年の同校での外国人の学習登録者は3,000人を超え、3年前と比較してほぼ倍増した。うち50%は韓国籍の学生で、これに日本人、米国人と続く。 2008~2009年度に同校では、20人の学生によりベトナム学の大学院コースを初めて展開する。

 ホーチミン市師範大学でもベトナム語講座は開かれており、毎年10名ほどが正規に学ぶ。短期講座の登録学生数は時期によって20~60人、開設当初は数名に過ぎなかったが、その数は大きく伸びている。

 韓国の韓国外国語大学では現在100名ほどがベトナム語を学び、毎年30人が入学している。ほかChung Won総合大学でも毎年40人、Pusan総合大学でも毎年50人がベトナム語を学びに入学している。

 日本の東京外国語大学ではベトナム語専攻の入学は20人ほどだが、1991年頃にはタイ語より入学時の点数が低かったものの、最近では東南アジア地域言語でトップに立つ。立命館アジア太平洋大学でも多い時で6クラス130人が学ぶ。

 専門的に長期講座でベトナム語を学ぶ人の多くは就職のため、またはベトナムで長期的に暮らす時のためだ。ホーチミン市人文社会科学大学のベトナム学科長Nguyen Van Hue氏によると、毎年登録するおよそ3,000人のなかで、30~40%は仕事や生活のために学ぶ人だという。

 日本で教えた経験もあるHue氏によると、ベトナム語の専門学科を卒業した日本の大学生はトヨタやホンダ、ヤマハといった大企業に就職できる可能性があり、そのため彼らは学ぶことに大きな投資をしている。

 現在ホーチミン市人文社会科学大学のベトナム学科で学ぶ韓国人Park Ki Youngさんは、まだ学んで2年というが、現地での実習環境もあり言葉は非常に流暢だ。「韓国では就職が大変で、ベトナムの方が仕事が探しやすいので、言葉を学んでここで就職できればと思っています。韓国に帰って就職できればもっといいと思いますが、かなり難しいでしょう。きっとベトナムで長く生活すると思います」と話す。

 ほかに多くの人がベトナムに関する研究のために言語を学んでいるが、なかには観光のためだけに学ぶ人もいる。米国人のDavidさんらは、ホーチミン市に5日間しか滞在しないが、師範大学で1時間の講座を受講、挨拶や料理の名前、地名などを学んでいる。

(Thanh Nien)

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