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北海道胆振東部地震の発生状況について

2018-09-14 21:52:46 | 多文化共生
北海道胆振東部地震の日別震度別の発生回数と、避難者数の推移について、発災から1週間分をまとめたものです。



地震の予知は誰にもできないので、地震の終息宣言は誰にもできないことですが、傾向や可能性として、収束傾向にあり、終息に向かっているということを可視化したグラフのつもりです。

棒グラフが震度別の地震の回数で、日本気象協会のデータをグラフ化したもの、赤の折れ線グラフは避難所への避難者数で、北海道庁の公表資料をグラフ化したものです。

地震の発生回数については、左の軸に数値があるとおり、例えば9月6日であれば、80回を超える地震が発生したことがわかりますが、視認性の関係上、避難者数の数値は表示していません。ピーク時が9月7日の22時現在で、13,111人、そして最も少ない値は9月12日の12時現在で、1,590人となっています。

過去の地震では、3日目に余震の回数が発災当日を上回ったりすることもありましたが、今回は、余震の数は、確実に漸減していっています。このまま沈静化してほしいなと思います。

避難者数を見ると、過去の経験では、おおむね発災当日か翌日がピーク(大きな余震があればピークの2つの山ができることもある)になるわけだけど、今回は大きな余震もないものの、3日目がピークになっている。
これは今回の地震災害の特殊性で、全道が停電に陥ったことから、避難者数の捕捉(集計)ができなかったためだろうと思われる。
さらに、報道等でも報じられているとおり、交通機関の寸断により、多くの観光客が足止めに遭い、数百人単位で観光客のための避難所が開設されたことがわかっている。
おそらく、7日に航空便や、北海道新幹線が再開されたことに伴い、8日のピーク時から一気に避難者が減少しているのはそのためだろうと推察される。
いくつかの災害の現場に訪れていると、ひとつとして同じ災害(被災状況)がないわけで、例えば、今回のような全道停電のような状況は、特殊事情として考慮すべきことではあるものの、どの災害にも共通することではない。

臨機応変に対応できるよう考えておくこと。
これは案外、簡単そうで、難しいことなのかもしれないのだ。

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