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「命を守る」事業 さらに推進

2010-01-07 09:19:32 | 多文化共生
(以下、タウンニュース(神奈川県)から転載)
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「命を守る」事業 さらに推進
森田区長に聞く今年の南区

南区作成の要援護者マップを
手に話す森田区長

職員のアイデアから生まれた
インフォメーションセンター


 本紙では南区の森田信英区長にインタビューを行い、昨年の振り返りと今年の重点事業などについて話を聞いた。就任3年目の森田区長は、1年目から取り組む災害時の要援護者支援事業などが着実に進んでいるとした上で、今年は区民の命を守る事業にさらに力を入れていく方針を示した(聞き手/本紙編集長 門馬康二)。

事業の中身が充実

-昨年の事業を振り返っての評価はいかがですか。

森田区長 -全体的に順調に来ています。事業そのものの中身も濃くなっていると感じています。

-その中で特に印象に残っている事業は。

区長-災害時の要援護者支援事業は南区では区長就任時までは何も手を付けていませんでした。それが昨年度は4自治会、今年度は33の町内会・自治会で要援護者名簿やマップ作りを進めています。区では市から提供されている情報を地図に落としているので、いざという時にその地図を使って回ることもできます。名簿作りは要援護者が自ら手を挙げてもらう方法をとっていますので、意思表示をしてほしいです。

-18区でも珍しい自殺予防事業にも取り組みました。

区長-全国で毎日100人近い人が自殺している中、この取り組みは市内18区で南区だけが行っています。昨年12月に実施した鎌田實さんの講演会にも多くの応募がありました。自殺予防に対する区民の意識が変わってきたと感じています。

-区役所窓口や職員のサービスについてはいかがですか。

区長-職員のアイデアで昨年5月、区役所2階にインフォメーションセンターを設置しました。サービスを提供するからには「人材こそ命」なので、CS(顧客満足)研修などで人材育成を行っています。職員が随分明るくなってきたと感じています。

-今年度から「地域力推進担当」を設け、自治会・連合町内会単位で担当者を置いていますが。

区長-担当職員が町内会の定例会に参加し、町内会長からの評判は良いです。「区役所が身近になった」との声もいただいています。

要援護者支援を拡充

-今年、重点的に取り組んでいきたい事業はどのようなものですか。

区長-要援護者支援事業は一層拡充していきたいです。これまでの2年間でこの取り組みに関しては市内18区の先頭グループに入ったので、今年は先頭に立てるようにしたいです。

-ごみ削減の「G30」をはじめとする環境問題も重要になってきていますが。

区長-南区のごみ量は順調に減り続けています。区民の皆さんにはよく協力していただいていると思います。また「緑のカーテン」は南区が先駆的な取り組みを進めており、他区からも参考にされています。区のシンボルである桜を2月に各連合町内会の地域内に1本ずつ植樹する予定です。

-そのほかには。

区長-南区は外国人の数が18区中3番目に多いです。今後はより力を入れて外国人支援を行い、相談会や交流を行いたいです。

あったかい区づくりを

-最後に南区民へのメッセージをお願いします。

区長-南区は75歳以上の高齢者率、65歳以上の単身世帯数が市内1位です。今後も元気な高齢者を支援していきたいです。今までも「命を守る」という視点から事業を進めてきました。今年も「南の風はあったかい」のキャッチフレーズの通り、あったかい区づくりを進めていきます。

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