発達障害ある子の母「喜びはたくさん」体験語る/横須賀
2013年12月12日
発達障害のある4人の子どもの母親で自閉症スペクトラム支援士の堀内祐子さんの講演会が11日、横須賀市日の出町で開かれた。障害者週間にちなんだ市の催しで、テーマは「発達障害の子とハッピーに暮らすヒント」。苦悩の中で子どもの成長に触れ幸せを感じた実体験などをもとに、「不安に押しつぶされそうになるが、諦めなかったら大丈夫。絶対に先は明るい」と訴えた。
中学3年のときにアスペルガー症候群と診断された長女(25)をはじめ、3人の子が同症候群。特徴である強いこだわりを外すため、「どうしたらいいか日夜考えていた」という中、代わりとなりうる別の選択肢を示し、自ら選ばせることが有用と気付いた。「自分で選ぶことで腑に落ち、気持ちが切り替わる。そうすると、基本的に自閉症圏の子は約束を律義に守ろうとする」と説明した。
同症候群に注意欠陥多動性障害(ADHD)と学習障害(LD)も組み合わさっている長男(22)は小学生のとき、堀内さんの言うことを一切聞かなかった。その一方で夫の言うことは聞いていたため、夫の話し方を分析。声を低めにし、話の始まりと終わりを明確にして簡潔に話すよう変えたところ、「話を聞いてくれるようになった」という。
本当につらいとき、「一寸先は闇でも、百里先は明るいです」と次男に励まされ、元気が出た。「発達障害があっても子どもはちゃんと成長していく。不登校のときに学校へ行けたら泣くほどうれしいし、自信を持ったところを見るとすごくうれしい。子どもが元気に働く姿を見ることができ、喜びを感じている。喜びはたくさん転がっている」と訴えた。
相談所、スクールカウンセラー、友人などに助けられ、夫に支えてもらったという堀内さん。「周りには助けてくれる人がたくさんいる。助けを借り、明るく、希望を持って頑張って」と呼び掛けた。
2013年12月12日
発達障害のある4人の子どもの母親で自閉症スペクトラム支援士の堀内祐子さんの講演会が11日、横須賀市日の出町で開かれた。障害者週間にちなんだ市の催しで、テーマは「発達障害の子とハッピーに暮らすヒント」。苦悩の中で子どもの成長に触れ幸せを感じた実体験などをもとに、「不安に押しつぶされそうになるが、諦めなかったら大丈夫。絶対に先は明るい」と訴えた。
中学3年のときにアスペルガー症候群と診断された長女(25)をはじめ、3人の子が同症候群。特徴である強いこだわりを外すため、「どうしたらいいか日夜考えていた」という中、代わりとなりうる別の選択肢を示し、自ら選ばせることが有用と気付いた。「自分で選ぶことで腑に落ち、気持ちが切り替わる。そうすると、基本的に自閉症圏の子は約束を律義に守ろうとする」と説明した。
同症候群に注意欠陥多動性障害(ADHD)と学習障害(LD)も組み合わさっている長男(22)は小学生のとき、堀内さんの言うことを一切聞かなかった。その一方で夫の言うことは聞いていたため、夫の話し方を分析。声を低めにし、話の始まりと終わりを明確にして簡潔に話すよう変えたところ、「話を聞いてくれるようになった」という。
本当につらいとき、「一寸先は闇でも、百里先は明るいです」と次男に励まされ、元気が出た。「発達障害があっても子どもはちゃんと成長していく。不登校のときに学校へ行けたら泣くほどうれしいし、自信を持ったところを見るとすごくうれしい。子どもが元気に働く姿を見ることができ、喜びを感じている。喜びはたくさん転がっている」と訴えた。
相談所、スクールカウンセラー、友人などに助けられ、夫に支えてもらったという堀内さん。「周りには助けてくれる人がたくさんいる。助けを借り、明るく、希望を持って頑張って」と呼び掛けた。