(以下、埼玉新聞から転載)
====================================
さいたま市議と外国籍市民が意見交換 案内板の多言語化など要望
2013年12月20日(金)
外国人の市民と議員らが率直に意見を交わした=さいたま市浦和区の同市議会
市内の外国人の要望などを市政に反映させようと、さいたま市議会国際交流・国際化推進議員連盟(野口吉明会長)は18日、同市議会で意見交換会を開いた。
さいたま市が2007年に設置した「外国人市民懇話会」の委員や元委員の外国人計5人が参加。同議連などによると、市議と外国人の市民が懇談する場を設けたのは今回が初めて。
普段感じていることについて、韓国人の金相姫さん(大宮区)は「国籍で差別がある。日本のルールを無理やり守らせるのではなく、外国人には優しく教える必要があるのではないか」と問題提起。対照的に、中国人の段玉栄さん(浦和区)は「外国人として暮らしても、不便は感じない」と述べた。
環境整備の議論では、米国人リアンダー・ヒューズさん(桜区)が、7年後の東京五輪を見据え「案内板などにさいたま市の姉妹都市の言語を全て表示してほしい」と希望。ロシア人のリュドミーラ・アビリヤノバさん(中央区)からは「子育て中の外国人が就職するのは難しい」と切実な意見も寄せられた。
日本の農産物について、中国人の黄文嬌さん(見沼区)は「とてもおいしい。中国の家族にも食べてほしいので、もっと輸出してみては」と提案した。
東京電力福島第1原発事故の話題も上がり、ヒューズさんは「食品などの放射能検査の情報をきちんと伝えた方がいい」と発言。市議側が「市は抜き打ちで検査し、ホームページで公表している。でも、日本語だけなので英訳なども載せるべきだ」と応じた。
市国際課によると、10月1日現在、市内には1万7185人の外国人が住んでいる。同議連の野口会長は「皆さんの意見を市政運営に生かし、安心安全に暮らせるように努力したい」と結んだ。
====================================
さいたま市議と外国籍市民が意見交換 案内板の多言語化など要望
2013年12月20日(金)
外国人の市民と議員らが率直に意見を交わした=さいたま市浦和区の同市議会
市内の外国人の要望などを市政に反映させようと、さいたま市議会国際交流・国際化推進議員連盟(野口吉明会長)は18日、同市議会で意見交換会を開いた。
さいたま市が2007年に設置した「外国人市民懇話会」の委員や元委員の外国人計5人が参加。同議連などによると、市議と外国人の市民が懇談する場を設けたのは今回が初めて。
普段感じていることについて、韓国人の金相姫さん(大宮区)は「国籍で差別がある。日本のルールを無理やり守らせるのではなく、外国人には優しく教える必要があるのではないか」と問題提起。対照的に、中国人の段玉栄さん(浦和区)は「外国人として暮らしても、不便は感じない」と述べた。
環境整備の議論では、米国人リアンダー・ヒューズさん(桜区)が、7年後の東京五輪を見据え「案内板などにさいたま市の姉妹都市の言語を全て表示してほしい」と希望。ロシア人のリュドミーラ・アビリヤノバさん(中央区)からは「子育て中の外国人が就職するのは難しい」と切実な意見も寄せられた。
日本の農産物について、中国人の黄文嬌さん(見沼区)は「とてもおいしい。中国の家族にも食べてほしいので、もっと輸出してみては」と提案した。
東京電力福島第1原発事故の話題も上がり、ヒューズさんは「食品などの放射能検査の情報をきちんと伝えた方がいい」と発言。市議側が「市は抜き打ちで検査し、ホームページで公表している。でも、日本語だけなので英訳なども載せるべきだ」と応じた。
市国際課によると、10月1日現在、市内には1万7185人の外国人が住んでいる。同議連の野口会長は「皆さんの意見を市政運営に生かし、安心安全に暮らせるように努力したい」と結んだ。