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多文化共生とは永続的なココロの営み

外国出身者対象に災害時避難所シミュレーション

2013-02-21 11:03:57 | 多文化共生
(以下、南信州新聞から転載)
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外国出身者対象に災害時避難所シミュレーション

子育て・医療・福祉

[ 2013年 2月 21日 木曜日 9時25分 ]

 飯田市公民館は17日、外国出身者を対象にした日本語教室の一環として、災害時に備えた避難所シミュレーションを丸山小学校体育館で行った。約40人が避難所での生活や大きな揺れの体験、地震速報の聞き取り練習などを通して、災害時に起こりえる問題点について考えた。

 地域の防災訓練などに参加する機会のなかった外国人にも防災意識を高めてもらおう―と実施し、外国籍市民団体や小中学校を通して募集。日本語教室の参加者と家族、一般などが参加し、市危機管理・交通安全対策室と男女共同参画課の職員、日本語教室のスタッフが指導に当たった。

 体育館内では毛布や非常食を確保する手順などを学んでから、地震発生後を想定したラジオ放送風のアナウンスを聞き、日本語や母国語で文字にして家族や仲間に伝える練習をした。

 「運転を見合わせている」「不通です」といった表現は「分からない」と首を振る参加者が多く、市危機管理・交通安全対策室の防災係長は「覚えてうまく伝えてほしい。発生から3時間は情報が入りにくく皆が不安になるが、どう伝えるかで避難所の状況が変わってくる」とアドバイスした。

 参加者の一人は「地震体験車や映像がすごく怖かった。非常持ち出し品は買おうか迷っていたけれど、準備しなければ」と話すなど、危機意識を高めた様子だった。

外国人労働者:減少、6年ぶりに前年下回る 日中関係影響か--徳島労働局

2013-02-21 11:03:31 | 多文化共生
(以下、毎日新聞から転載)
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外国人労働者:減少、6年ぶりに前年下回る 日中関係影響か--徳島労働局 /徳島

毎日新聞 2013年02月20日 地方版

 徳島労働局のまとめによると、県内で働く外国人労働者は昨年10月末時点で2989人で前年(同期)から211人減り、6年ぶりに前年を下回ったことが分かった。これまで国籍別で圧倒的に多かった中国人が前年比250人減と全体を押し下げており、東日本大震災や製造業の不振などの国内情勢に加え、日中関係の悪化が影響した可能性があるとみられる。

 07年から事業主に義務付ける外国人雇用状況の届け出を労働局が集計し、在留資格が「外交」などの外国人は含まない。

 県内の外国人労働者は、厚労省が統計を取り始めた93年には105人だったが、その後は右肩上がりで増加。06年に前年をわずかに下回ったのを除けば毎年増え続け、08年に初めて2000人を突破した。11年の3200人は過去最多だった。

 昨年は、県内660の事業所が外国人を雇用。雇用先の業種は、多い順に▽製造業1726人▽農林業312人▽卸・小売業279人--など。国籍別では中国が2231人で最多を維持したが、前年から約1割減少した。中国に次いで多いフィリピンが214人から236人に増えたのとは対照的だ。

 県内で働く外国人の7割近くは「技能実習」の在留資格で来日しており、その多くがやはり中国人。労働局は外国人実習生の雇用環境改善のため企業などへの働き掛けを強化しており、こうしたことも減少の一因と考えられるという。【大原一城】

理・美容師「私に話して」 業界で、ゲートキーパー学ぶ

2013-02-21 11:02:55 | ダイバーシティ
(以下、神奈川タウンニュースから転載)
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自殺対策
理・美容師「私に話して」
業界で、ゲートキーパー学ぶ

2013年2月21日号

鈴木貴市会長

 市内の理・美容業者などの団体が所属する、相模原環境衛生協会(鈴木貴市会長=写真)では、自主的に自殺問題への対策をはじめた。5日には、外部講師を招き、ゲートキーパーについて学ぶ講習会が初めて行われ、市内130以上の理髪店が参加。”身近なサービス業”である身分を生かした、自殺防止に向けた方策などを学んだ。

 12日にも、美容師を対象にした同様の講習が行われた。

会話できる場所

 ゲートキーパーとは、門番の意味から転じた、「気づき、見守りをする人」のこと。全国の自殺者は平成10年から15年連続で3万人を超えており、昨年は2万7776人だった(警察庁の統計)。市内では2011年に年間160人を数え、中高年の割合は全国平均と変わらないものの、若年層の自殺者数が多くなっているのが現状だ。

 近年理容業界では、技術者が自殺を考えている人の”見守り”に関わろうという機運が高まっているそう。そこで同協会では、市に相談を持ちかけ、講師派遣を依頼。今回の講習実施の運びとなった。

 理・美容店は調髪をしながら、利用客と自然と会話することができる空間。他のサービス業に比べても、業務以外の何気ない話が多く生まれやすい。南区旭町で理容店を営む鈴木会長によると、中には、人間関係の悩みを相談する人もいるという。「(気心が知れると)自分から色々と話をしてくれる人も。子どもの話や離婚などの身の上話もされるね」と、理・美容師の聞き手としての役割を話す。時には、「この人、これから夜逃げするんだな」ということが、わかるときもあるという。

 このゲートキーパー活動では、その人の抱える悩みへの「気付き」がまず大切になるそうだ。必要であれば、相談先の紹介も役割の一つ。

 今後同協会では、市との協定締結なども視野に入れ、取り組みを推進していく予定。「この活動が、自分たちの業種だけでなく、他の団体・サービス業に広がっていけばいい。まずは我々に話す中で、気付くことができれば」