多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

外国人に対応 福祉士育成へ

2008-09-12 09:42:13 | 多文化共生
(以下、NHKニュースから転載)
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外国人に対応 福祉士育成へ
9月12日 8時26分

日系ブラジル人の移住が進んでいる群馬県は、外国人の間でも、解雇やうつ病などのさまざまな問題が出てきているため、外国人の福祉や医療の支援に当たるソーシャルワーカーを育てる講座を全国で初めて設け、専門家の育成に乗り出すことになりました。

群馬県は、日系ブラジル人をはじめ外国人の移住が進んでいますが、外国人の間でも突然の解雇やうつ病、それに生活になじめず精神的な病を抱える人たちが出てきているということです。ところが、こうした相談のほとんどは、自治体の職員やボランティアがそのつど対応していて、一貫して支援を行う態勢になっていないのが実情です。このため、群馬県は、社会福祉士と精神保健福祉士の国家資格を持つ人を対象に、外国人に関する法律や習慣などを学ぶ講座を開設し「多文化共生ソーシャルワーカー」という独自の専門家を育成することを決めました。厚生労働省によりますと、都道府県が外国人のケアも行えるソーシャルワーカーの育成に乗り出すのは全国でも初めてだということです。群馬県国際課の山口和美課長は「福祉や医療だけでなく、生活のさまざまな分野で外国人を支援する人材を育成し、外国人と共に暮らす社会を作りたい」と話しています。

外国人市民会議:市政に外国籍住民の声を

2008-09-12 09:41:15 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【滋賀】から転載)
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外国人市民会議:市政に外国籍住民の声を 第1回会合意見交換に熱--湖南 /滋賀

 外国籍住民の声を市政に反映させようと、県内で初めて、外国文化を背景に持つ市民だけで発足した湖南市の「外国人市民会議」の第1回会合が4日、同市中央の同市役所で開かれた。【近藤希実】

 会議はブラジル、ペルー、中国、韓国、台湾にルーツをもつ8人の委員で構成。月1回の会合で外国人市民のネットワーク作りの方法などを2年で検討し、市に報告する。この日、谷畑英吾市長は委嘱状を交付し「市内の外国人登録者数は総人口の6%を占め、県内で最も高い。仲良く暮らすためには相互の理解が必要。多文化共生を進めるため、積極的な意見をお願いします」とあいさつした。

 委員らは自己紹介の後、生活での問題点などを意見交換。06年にあった中国人妻による園児殺害事件の際、保育園で初対面の母親に突然「中国から来たの?」と言われてショックを受けたり、きちんとゴミを出したのに分別していないと誤解され、怒られた体験談などが明かされた。

 中でも熱を帯びたのは、「日本独特の制度」と委員らが口をそろえる「自治会」。ブラジルから17年前に来日した男性は「なぜ日曜の朝6時から草刈りをするのか。土曜なら仕事休んででも参加するけど、休息の日の日曜は休みたい」、ペルー国籍の男性は「自分は組長を務めてる。『初の外国人組長!』みたいないい話も取り上げてほしい」と意見が相次いでいた。

毎日新聞 2008年9月10日 地方版

ゲームや講座で国際理解 興誠中生、大学生から学ぶ

2008-09-12 09:40:37 | 多文化共生
(以下、静岡新聞から転載)
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ゲームや講座で国際理解 興誠中生、大学生から学ぶ
2008/09/12
 浜松市中区の興誠中は10―12日の日程で、「地球市民キャンプ」を同市北区三ケ日町の県立三ケ日青年の家で行っている。浜松学院大の学生も講師として参加し、ゲームや講座を通して「多文化共生」について理解を深めていく。
 現代コミュニケーション学部の学生約10人が、7月ごろから同大の津村公博准教授らをはじめ同中の中沢純一担当教諭らとともに準備を進め、JICAの助言を受けてカリキュラムを作成。
 初日は、地震時に想定する避難所に対する認識が外国人と日本人では違うことをゲームを用いて学び、2日目は認識の違いを埋める解決策を班ごとに分かれて探り、生徒の活発な意見を大学生が模造紙にまとめていった。
 中沢教諭は「専門に勉強する大学生に直接教わることはとても貴重な経験。将来のあるみんなが外国人の多い浜松を共生が進んだ町にしていってほしい」と期待した。