中学生の通学用自転車が入庫。1台は前輪のパンク、もう1台はハンドルの固定。
パンク修理は問題無し。問題はもう1台の方...。
ハンドルバーの真ん中には固定用のギザギザ模様が入っているのですが、擦れて無くなってしまっています。結構年季の入った擦れようなので、ハンドルがスポスポ状態で乗っていたと言う事になるのですが、この辺りは坂道も多くてそんな道をこんな状態で乗るなんて危ないなぁ。よくよく見ると、前カゴが変形して前ブレーキの軸とワイヤーに干渉してしまっています。当然、ワイヤーの可動域が狭くなるのでタイヤのリムを挟んで制動させる事が出来ません。その為の対策か、タイヤの側面をブレーキゴムで挟む様にしてあります。擦れたタイヤのゴムかすでブレーキのパーツは真っ黒。
リヤ側を点検して見ると、車体フレームとリヤタイヤの軸廻りのボルトが外れてブラブラ状態。この無頓着ぶりはスゴイ...。
ボルトのストックから丁度のサイズの物を探して取り付け。
ハンドルは3Mの両面テープを巻いて六角ネジで増し締め固定。カゴを叩いて形を修正した後、前ブレーキを正常に動く様に組み直し。あちこち油切れしていたのでCRC-556で注油。ネジもあちこち緩んでいるので一通り増し締め。これで良かろうと、最終チェックをしていると...。
緩んで外れたスポークをこんな風にしていました。いやぁ、ここまで来ると笑いが出てくるレベル。
日頃から磨いたりしてメンテしていれば、ネジの緩みとかすぐに気付くレベル。いつまでも放っておくと、パーツが磨耗してダメになったり、ましてや事故につながる恐れも...。もうちょっと大事にして欲しいですね。